暁 〜小説投稿サイト〜
インフィニット・ストラトスGM〜天空を駆ける銀狼〜
第一章
デートといえるか危うい物
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あの日の後、部屋で床に正座させられた俺は仁王立ちになったシャルロットに散々けなされた。
「だから、あれはしたのでは無くてされたんだって」
「でも、キスしたんでしょう?」
拷問中もニコニコと笑っているシャルロットがこの世の何よりも怖かった……。いや、本当に……。涙が出るほど怖かったんだから……。だって、目は笑ってないだよ?
「………すいませんでした……」
最後は謝り倒して、何故か明日買い物に付き合わさせる羽目になり……。………………。……本当、シャルロットは何がしたかったんだ?
???
「シャルル。行きますよ?」
「うん、待って」
私は部屋でバタバタと忙しく動いているシャルルを見る。そして、やっと準備が整ったのか部屋から出てくるシャルルのためにドアを開いておく。出終わったら、鍵を閉めて玄関に向かって歩く。
「優里の私服って初めて見る」
「そうですか?」
そうシャルルに言われ、自分が着ている服を見る。
白いフリのついた半袖のカッターシャツに淡いピンクのカーディガンを合わせる。下はデニムのショートパンツに黒いニーソックスを履いている。
実を言うとこの私服は父親が持っていけと渡してくれたもので何と無く開けたくなかったので開けなかったのだが、今日は着るものが丁度なくこれを開けることになってしまった……。
しかし、そんな私の心を知らずかシャルルは顔を少し赤くさせて、私を見ていた。にしても、何故顔を赤くしているのだろうか?風邪でも引いたのだろうか?
「でも、凄く以外。ピンクのカーディガンなんて持っていたんだね?」
「ッ………父がこれを持っていけというので……。くぅ……、元を辿ればあの男が俺にこんな格好をさせるからこんなことになるわけで……殴りに帰ろうか?そうだな、そうしよう」
歯を噛み締め、里親のあの男の事を思い出す。両手を握りしめ、ワナワナしていると
(なんか、イライラしてきたな……)
「優里、素が出てるから……」
小声でシャルルに言われ、ハッと我に返る。そして、完璧に腹いせだが少しトゲトゲしくシャルルのコーデを見る。
「そう言うシャルルこそ。完璧な変装ですね……」
「変装って……、もしかしてまだ根に持ってるの?」
苦笑いを浮かべるシャルルは私と同じデニムの長ズボンに白いTシャツに橙のパーカー。
シャルルは背が私より高いのでなんでも似合うがこのコーデはシャルルの魅力をちゃんと分かっていると思う。
「シャルもお父さんに言われたんですか?」
複雑な顔で言う私をチラっと見て、シャルルは笑いながら 違う違うと手を横に振る。
「この私服は僕が選んだ物だよ。こっちで一夏に遊びに誘われるかもしれないから。ジャージでもいいと思ったけど、一着
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