第二十二話 大庭少佐!作者はスキーで骨折しかけた経験あり!!その二
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「何か下衆いのよね」
「そうそう、言ってることとやってること」
「煩悩やけに強くて」
「お金にも汚いし」
「そういうの見てたらね」
「ちょっとね」
引くというのだ。
「人間的にね」
「ドスケベ、守銭奴、しかも下衆」
「意地悪ではないけれど」
「ギャンブルですぐにせこい手使うし」
「イカサマもね」
すぐにするというのだ。
「そんなのだから」
「ちょっとね」
「ああいった性格じゃなかったら」
「好きになれるのにね」
「けっ、いつも言ってくれるな」
「下衆って何だよ下衆って」
二人も女の子の言葉を知っているので言う、ホテルのサウナの中で裸になって健康的に汗を流しながら。
そうしてだ、読者にヌードを披露しつつ言うのだった。
「顔がよかったらいいだろ」
「世の中それで話術で生きてる奴だっているぜ」
「それは詐欺師っていうけれどな」
「そういう奴もいるだろ」
所謂犯罪者が、というのだ。
「スポーツも成績も顔もルックスも悪くないって言ってな」
「何で性格でアウトなんだよ」
「そこは抜けよ」
「せこいだのドスケベだの下衆だのな」
「そんなのどうでもいいだろ」
「守銭奴万歳だろ」
金にも汚いことも見抜かれているがそんなことを気にする二人ではない、それも全くである。プランクトンよりも些細なことだと思っている。
「しかも、だよな」
「ああ、言えないことだけれどな」
「言ったらそれこそな」
「クルクルパーマンになるかも知れないけれどな」
ここで後ろに出た藤子不二雄先生のキャラに目線が入る。
「俺達ヒーローだぜ」
「日帝衆と戦うヒーローだぞ」
「艦これみたいに人気出ていいだろ」
「そうなってもな」
某大人気ゲームの様にだ。
「それで何でこんな不人気なんだよ」
「俺達自身もな」
「下衆とか散々言われてな」
「女の子にももてないぜ」
それも全く、である。性格の問題で。
「やれやれだな」
「これじゃあジゴロにもなれないぜ」
「貢がせる女の子も見付からないな」
「働くだけじゃなくてな」
「貢がせてな」
「さらにウハウハになる」
「そんな金が集まる生き方出来そうもないな」
二人は働くことには抵抗がない、ただ金への執着が強くそれで女性に貢がせることも望んでいるのである。
「ちっ、ホステスの姉ちゃんとかな」
「バーのマダムとかな」
「そうした人とねんごろになって貢がせる」
「そうしたいんだけれどな」
「悪田部さんみたいに資産家の未亡人パトロンに持つとか」
「外国の貴族とかの」
こうした願望も語るのだった。
「それも俺達の夢だってのに」
「俺達の何が悪いんだよ」
「下衆とかせこいとかな」
「そんなのどうでもいいんだよ」
「大事なのは顔だよ、顔」
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