第二章
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「今は十二時、私は明日のこの時にまたこの場に出て来て」
「そしてか」
「そのうえでスカイツリーを消すのか」
「そう言うのか」
「それじゃあ明日の十二時に」
「メンインブラックをやっつけよう」
「そうしないと本当に消されるぞ」
「スカイツリーが」
皆はメンインブラックが姿を消してからもです、このことをお話するのでした。ですが。
総理もです、メンインブラックについて蒼ざめたお顔で言うのでした。
「メンインブラックのこれまでのことを観ていると」
「とてもですね」
「自衛隊や警察では」
「相手にならないですか」
「残念ながら」
「そう思いたくないが」
それでもというのです。
「街を一つ壊せるだけの超能力を持っているな」
「山火事も起こしましたし」
「何もせずに高層ビルを空高く飛ばしたこともあります」
「その正体はわかりませんが」
「恐ろしい者であることは確かです」
「そうだな、自衛隊や警察にもだ」
総理は自分の席で項垂れた様にして言うのでした。
「超能力者がいれば」
「対抗出来ましたが」
「とてもですね」
「今は」
「無理か、しかし私が諦めてはだ」
ここで総理は顔を上げました、そして何とか気を保っているお顔で、です。官僚の人達に強い声で言いました。
「何にもならない、だからだ」
「はい、ここは」
「何としてもですね」
「メンインブラックを倒しスカイツリーを守る」
「そうしますね」
「そうだ、やはり自衛隊と警察は動員する」
このことはするというのです。
「スカイツリーとその近辺の一般市民は避難だ」
「すぐにですね」
「そうしますね」
「そうだ、明日の十二時までにだ」
何としてもというのです。
「全員避難だ、そしてだ」
「自衛隊と警察の総攻撃で」
「メンインブラックを倒しましょう」
「そして何としても」
「スカイツリーを守りましょう」
官僚の人達も何とかです、自分自身を奮い立たせてです。
スカイツリーを守ろうと決意するのでした。そしてです。
スカイツリーは立ち入り禁止になりその周りもです。一般市民の人達が避難してでした。ツリーの周りを自衛隊と警察の人達が囲んで、です。
お空はジェット機が飛びヘリが一杯ホバリングしています、そうしてまるで怪獣を対する様に囲んでなのでした。
十二時を待ちます、その間皆気が気でありません。
「本当にメンインブラックを倒さないと」
「そうしないと大変なことになるぞ」
「そうだ、スカイツリーが消されてしまう」
「早く何とかしないと」
「自得体の人達も警察の人達も頑張ってくれ」
「あの人達に全てがかかっているんだ」
「そして」
皆はここで思いました、同じことを。
「黄金バット、来てくれ」
「そしてス
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