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スレンダーマン?がダンジョンに潜るのは間違っているだろうか
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っち)に来たばっかりだからね。探索系のファミリアを組織するつもりなんだよ・・・君を無理やり引き込むわけにも行かないしなぁ・・・。」
「神様、冒険者ってなんですか?」
「神の『
恩恵
(
ファルナ
)
』を得て戦う者達のことだよ。おおむねオラリオで迷宮に挑む者達のことを指すのだがね・・・何分危険がつき物だ。モンスターと戦って命を落とすものも少なくないからお勧めはできないよ。」
「なにそれめっちゃカッケェ!!」
ヤスの口から感嘆がこぼれる。そのあまりの声量にヒルコは目を白黒させる。
「加護を受けて迷宮でモンスターと戦う!?そんなカッコいい仕事があるんですか!?男ならならないわけにゃあいかんでしょうよ!!」
「で、でも危険が・・・」
「そんなもん浪漫の前には微々たるもんですよ神様!!」
ヒルコ様の目の前にずずいと寄ったとこで冷静になる。浪漫が絡むと熱くなりすぎるのは私の悪い癖だ。しかも相手は神様、こんなに熱弁しては無礼であろう。
「失礼しました・・・でも!冒険者にはなりたいです!」
「あ、ああ、そこまで言うなら・・・」
そう言いヒルコ様は立ち上がり、私の前に手を差し出してくる。
「今日から君は私の【
眷属
(
ファミリア
)
】だ。よろしく頼むよ。」
「はいっ!よろしくお願いします!。」
こうしてヤスは【ヒルコ・ファミリア】の一員として、冒険者になることとなった。
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