第三十九話
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った経験がある。
彼も自主訓練は積んできただろうが未だ子供。たかが知れる。
攻撃を誘導すれば読みやすく、かわしやすい。
魔力量を除けば負ける要素が無かった。
「くそっ!くそっ!何でだよ!俺がそこに居るはずなのに!なぜっ」
防戦一方になった彼の口からそんな言葉がこぼれる。
「なぜだっ!なんでなんでなんでなんでなんで」
錯乱がひどい。
そろそろ気絶してもらって、クロノに引き取ってもらおう。
「…そうだ。奴らが居なければ良いんだ。そうだ、簡単なことじゃないか」
懐から何かを取り出すとそれを掲げた。
「あははっあははははははははっ」
不気味に笑う少年に皆の攻撃が一時ストップする。
少年の手のひらから青い光がこぼれだす。
ヤバイ、あれはジェルシード!?
そう言えばクロノがジュエルシードを強奪したとか言っていたっけ。
「はーーっはっは」
ジュエルシードの光はどんどん輝きを増す。
「何?」
「ヤバイ!」
「あれは?」
なのは、ソラ、フェイトも三者三様に驚きの声を上げる。
「………消えちゃえ」
そういった瞬間にジュエルシードから瞬間的に光が円状に広がり俺達を包み込んだかと思うと一気に収束する。
「っく」
「「「きゃあああ」」」
俺たちは何かに引っ張られる力に抗う事も出来ずに光の中に吸い込まれた。
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