ダンジョン
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出現するゴライアスは公式推定Lv4のモンスターだ。
「スウィード、心配しなくていいよ。 僕らが来る前に、あの【ロキ・ファミリア】が遠征を行っている。 ゴライアスは二週間しないと出てこないから今は大丈夫だよ」
「そ、そうですか……」
迷宮都市オラリオ。そのオラリオにある最大派閥の二つのうちの一つ、【ロキ・ファミリア】。
Lv6の冒険者三人に、Lv5の冒険者を四人その他にも多数上級者冒険者(いわゆるLv2以上)を抱えるファミリアだ。
俺も大体原作は知っているが、確かもうすぐ【剣姫】アイズ・ヴァレンシュタインがLv6になるんだっけか?
もう五年前の記憶をたどり、そんなことを考える。
だが、あれだな。一度でいいから【ロキ・ファミリア】の奴と手合わせをしてみたいものだ。
「それにね、スウィード」
少し危ない考え事をしていると、更に、スウィードに続けるハーチェスさん
「過去に僕ら、【バルドル・ファミリア】も、ゴライアスは討伐しているんだ。 だから、もし現れても大丈夫だよ」
「……………えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?!?」
少しの間が空いて、スウィードの驚きの声が響き渡る。
そりゃそうだ。普通大人数で討伐するようなモンスターをたった八人で討伐したというのだ。驚かない訳がない。
「ほ、本当なんですか!?」
「ああ。 だよね、式」
「まぁ、確かにそうっすね」
つっても、その頃には俺もハーチェスさんもエイモンドさんもLv4だったし、他の面々もLv2、3にはなってた。それに、宝具もあったしな。
主に俺が神威の車輪使ってタゲをとってたんだけど。
「まぁ、そういうわけで、心配することはないもないよ。 十七階層を抜けたら、直ぐに十八階層、【迷宮の楽園】だ。一度、そこでここまでに出た魔石とドロップアイテムを換金して二十四階層に向かう。 皆、いいね」
全員がハーチェスさんの言葉に頷いた。
「よし、それじゃぁ出発だ。 スウィードは初めてだろうし、きっと驚くと思うよ」
「は、はい! 楽しみです!」
【バルドル・ファミリア】は十七階層をなんなく通り抜け、続く十八階層まで進む。
俺は久し振りに赴く【リヴィアの街】を楽しみにしながら、後に続いた。
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