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ダンジョンに転生者が来るのは間違っているだろうか
ダンジョン
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一の魔導師であるリリアさんは青い戦闘服(バトルドレス)に白いローブを纏い、先端に青玉のついた白色の杖、【フォースト・スリープ】を手にしている。

無言で黙々とキラーアントを狩っているデルガさんは分厚い鎧を着込み、二Mを超すハルバート、【アースブレイカー】

小柄な体躯を生かして、駆け回るアルドアさんは赤と黄色の目立つ戦闘服(バトルドレス)に赤のマントを羽織い、全長二Mの銀色の十文字槍、【フェンスロッコ】

俺の隣で自己陶酔に浸るバカは白に金の刺繍が施された戦闘服(バトルドレス)に、その上から金の装飾が散りばめられた軽装、そして腰には装飾過多のレイピアである【ロイヤルレイピア】

我らが【バルドル・ファミリア】団長であるハーチェスさんは、オーソドックスに鉄色の鎧に、兜。左腕には直径八〇C程の盾、【ギオルグ】に、その内側に収納されている七〇C程の刃渡りを持つ片手剣、【ベオルグ】。
ついでにいっておくと、この【ギオルグ】は青で縁取られ、その中央に【バルドル・ファミリア】のエンブレムめある、交差した槍に重なる光の円環が描かれている。

で、最後は俺。簡単に言えば、Zeroのランサーさんの格好の上からstaynightのアサシンさんの着物を着込んでいる。

実にいい。注文通りである。



「【穿て、穢れなき清き水よ】」

後衛で杖を構えたリリアさん。そこ足元に青い魔法円(マジックサークル)が浮かび上がる。

「【アクアバレット】!」

リリアさんの前に形成されたのは水の弾丸。
それはアルドアさんに襲いかかろうとしていた一匹のキラーアントに狙いを定めると、勢いよく射出される。
ドンッという鈍い音が響き、飛来した水の弾丸によってキラーアントは弾き飛ばされた。

「助かるっす! デェヤッ!!」

『ギィッ!?』

丁度弾き飛ばされて宙に浮いていたキラーアントをアルドアは槍の一突きで灰へと変える。

「おい! アルドア! 何勿体ないことしてんだよ!」

「すまないっす! でも後悔してないっす!」

文字通りの俊敏な動きで通路を飛び回っていたヒルの文句も何のその。アルドアには、こういった文句は通用しない。

「さ、根性だすっすよ!!」

「チィッ! この根性やろうが!」

「…………」コクリ

巨大なハルバートを振るっていたデルガも無言で頷いた。




ーーーーーーーーーー



無事にキラーアントを仕留めたのだが、数が数なため、パディさんの魔石回収作業には少し時間を要してしまった。それでも、あの数を少しの時間で回収し終えてしまうパディさん、マジでヤベーということなのだが、本人にそのことを伝えると、いつもの笑顔で「執事ですから」とい
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