幕間.家族会議
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。中には朱音ちゃん一人じゃあ苦戦するレベルのも普通に居るって話や。それをあん霧の中で使われたらどうなるか、考えただけで頭痛うなるなぁ」
「朱音ちゃんもまだ全部を話してくれた訳ではなさそうだったわ。何かまだ秘密があるのかしら?」
「少なくとも戦ったり対策取るには十分な量だけどな。こんだけ話して言わない話ってのはよっぽど取扱いがヤバイもんなんだろうし、そう簡単には口を割ったりしねぇだろ」
「無海があれ程までに戦闘に精通しているのにも関係があるだろうな。少なくともあれだけの情報は実際に関わってた人間でなければ持ち得まい。実力から鑑みるに、前線に出て戦っていたと考えた方が自然か」
「無海と主の出身世界は同じ。あの世界にあの様な異形が生息していた等とは俄かに信じがたいが……」
「そう言ったらザフィーラ、そもそも魔法とか夜天の書とかもなんも知らんかった当時のウチからしたら夢物語やったで。ウチの場合は実際に皆と出会ったから信じたけどな。ウチからしたら、魔法もあるならこういうのが在っても不思議や無い」
「自分の持つ常識の範囲内だけが世界では無いということですねぇ」
「ロストロギア関連の事件だとそういうのも多いけど、これもその一種の可能性は無いかしら?犯人達は同種のロストロギアを手に入れて使っているとか」
「可能性としてはある。それらは一回、テスタロッサと高町も交えて無海に話を聞いてみるのが一番だろう。無海はロストロギアの事は知らんかもしれないが、何らかの情報は得られるかもしれない」
「ロストロギアが関わっていると先入観を持ち過ぎるのも良くは無い。あくまで数ある可能性の一つとして受け止めておくのが良いだろう」
「どっちにしろ、情報が少なすぎて何も分かんねぇってこった。こっちはどんな状況でも対応出来る様に訓練して気を引き締めながら犯人連中のリアクション待ちしか出来ねぇしな」
「ヴィータの言う通りやね。各々で今出来る事をして、相手が動いたら手痛くカウンターを決めてやるんや」
はやてが皆の顔を見渡して宣言すると、ヴォルゲンリッター達は頷いて主の意思を受け取る。
そうして今回の家族会議は終わり、各人自分の部屋に戻って明日の為に休息を取る。
はやても自室のベッドに潜り込むが、はやてにはまだ他にも頭を悩ます事案があり、ベッドの中でもそれは離れていなった。
「……………朱音ちゃんとかの情報をどう伏せてシャドウとかの情報をレジアス中将にどう報告すればええんやろうか」
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