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ソードアート・オンラインーもしもあの時、サチが死ななかったらー
SAO
圏内事件
第10話
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親切な人なんだし。』
エギル『はは、俺の気持ちを解ってくれるのは、サチくらいだよ。』
サチ『そうかな?』
エギル『そうだって。』
『『ははははっ。』』
サチ『ふふふふっ。』
キリトとサチとエギルは、暫し雑談した。

アスナ『……。』
エギル『??』
しかし、その雑談も直ぐに終わった。
何故なら、アスナが店に入って来たからだ。
アスナが店に入って来た時、エギルは驚いてキリトとサチに聞いた。
エギル『おいお前等、何で仲の悪いアスナと一緒に居るんだ??』
サチ『エギルさん落ち着いて、ちゃんと訳を話しますから。』
アスナ『は、ははっ……。』
一方のアスナは、少し引きつった表情をしていた。

ーーーーーーーーーーー

その後、落ち着いた4人は本題に入った。
エギル『圏内でHPが0?デュエルじゃねえのか?』
サチ『デュエルのウィナー表示は何処にも無かったんです。』
アスナ『直前までヨルコさんと会っていたなら、睡眠PKでも無いし。』
キリト『突発的デュエルにしても、やり口が複雑すぎる。
事前に計画されたPKと断定した方がイイ。』
サチ『そこで、この槍です。』
そう言ってサチは、カインズの胸に刺さっていた槍をエギルに手渡す。
槍は長さが1m程で、刃には薔薇の棘の様な逆棘が付いている。
エギルは早速槍を鑑定する。
それからまもなく結果が出た。
エギル『プレイヤーメイドだ。』
『『『??』』』
エギルの言葉に3人は反応した。

プレイヤーメイドとは、その名の通りプレイヤーが作った物。

キリト『本当か?』
アスナ『誰ですか、作製者は?』
エギル『グリムロック…聞いた事ねえ名だ。少なくとも一線級の刀匠じゃねえ。
それに武器自体、特に変わった事は無い。』
アスナ『でも、手がかりにはなる筈よ。』
サチ『一応、固有名も教えて下さい。』
サチの言葉にエギルは固有名を調べた。
エギル『<ギルティー・ソーン>となっている。‘罪の茨(いばら)’ってとこだな。』
エギルはそう言って、槍をキリトに渡した。

キリト『罪の…茨……。』
そう呟いたキリトは槍を持ち替え、自分の手に槍を突き刺そうとした。
『『??』』
アスナ『待ちなさい??』
これにサチとアスナは驚き、そんなキリトをアスナが止めた。
キリト『何だよ。』
アスナ『何だよじゃないでしょ??馬鹿なの??その武器で実際に死んだ人がいるのよ??』
キリト『いや、試してみない事には解らないだろ?』
サチ『そういう無茶はやめてよキリト??それでキリトが死んだら私……』
キリト『解ったよ!解ったから泣くな??』
サチ『うん……。』
キリトは、実際に死ぬのか試そうと思ったが、アスナの言葉とサチの泣き落としには敵わず、仕方なく身を引いた。

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