2巻
デート時に起こる打ち合わせ
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暴動が起きた後、放課後に緊急保護者会を開催時に蒼い翼本社から来たと言われている零達也が、東京本社から遥々蒼翼町に来たという事を知った記者達は聖ヶ坂学園に向かった。そして緊急保護者会に記者も同伴させてから、今回の暴動についての件を学園長と蒼翼警察署の者らが説明をしていた。もちろん零達也である俺も一緒に説明をした後、質問を受ける事になった。
「なので、今回織斑様に向けての暴動内容でしたので、手を出した者を全員逮捕したという事です。それを相手の力を利用した合気道で倒したと、織斑様は言ってました。以上ですが、保護者の皆さまから何か質問がありましたら受けましょう」
聖ヶ坂学園の一生徒を様付けで呼ぶ事自体がおかしい事だったので、主に記者達が質問をしたのだった。例えばなぜ暴動が起きたか?一生徒を様付けするのか、逮捕された生徒の処分などだったが、全て答えたのは蒼い翼本社社長兼CEOである零達也が答えた。零達也が答えた事で、報道規制はしないが逮捕した生徒の名前を載せないようお願いした。緊急保護者会兼記者会見を終わらせたら、零達也は車に乗り蒼翼警察署に行ったのだった。
「こんな夜にどうされたのですかな?零社長」
「少し会議室を借りたいが、よろしいかな?蒼翼警察署長さん」
そう言ってから、俺は会議室に向かうと既にいた独立蒼翼黒鮫課のメンバー達だった。それでしばらく飲み物を飲んでから、一応防音結界やドア付近に人払いの結界を張ったので、零達也から織斑一真へと容姿が変わった。服装もそのままスーツ姿なので、量子変換機であっという間に普段着に着替え終えた所で大地達が発言した。
「ところで、我々全員を集めてどうされたのですか?」
「週末の土曜日であるが、俺の幼馴染であった柚希からデートに誘われた。聖ヶ坂学園にいる俺のクラスメイトで、現在澪を監視する勇者の一族だ」
「という事は土曜日にここを離れている間、蒼翼町のパトロール強化ですか?」
「そういう事は地域課に頼むつもりだ、お前らの任務は俺と柚希がデートしている間に何かトラブルがあった時の対処をしてもらう。デートの時は車でなく、移動方法を電車にするんでな。俺の勘により、駅ごとにいる痴漢常習犯を一斉に検挙できるからだ。餌も準備済みなので、男女の私服警察官であるお前ら専用車両に餌と共に乗ってくる痴漢常習犯を一駅ずつ降ろす作戦とする」
「それは神の勘でしょうか?『そうだ、犯罪の匂いがプンプンするからだ』それなら納得ですが、餌役は誰なのです?」
そこからは作戦決行までは秘密だが、深雪と万理亜には言う。そんで会議が終わった後、明日は早いからと言ってから私服姿の俺を待っていた蒼太と共に車で帰る。織斑家に戻った時には、22時だったが深雪達はまだ起きていた。それで内容を言ってから色々と大人の事情
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