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新妹魔王の契約者〜龍剣使いの神皇帝〜
2巻
デート時に起こる打ち合わせ
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により、保護者会が長かったという理由で今回の件を簡単に説明。その後に、寝る前に俺の部屋に来てくれと言ってから風呂に入った。で、今は澪も万理亜も寝たので深雪は俺の部屋にいたのだった。

「それでお兄様、お話とは一体何でしょうか?」

「一応まだ秘密なんだが、実の妹兼娘には秘密は出来ないからな。なのでこれから言う事は、俺と柚希がデートする土曜日についてだ。たぶん俺は何にも言わないまま、出かけるつもりだから澪と万理亜も付いて来ると思ってな」

「週末の土曜日にですか、それはいいですが私に話してもいいのですか?『この事は既に俺らの部下である蒼太や沙紀に、蒼翼警察署の連中も知っているから』それなら納得ですね、デート内容についてはどうするつもりですか?」

「蒼翼町から都心に向かう為、電車で向かうのだがお前達が乗る車両に餌を配置してもらいたい。誰が、というのは言わなくとも分かるだろう?なので澪には内密に万理亜に言っといてくれ」

そんでそこからの説明は、作戦行動から餌の配置をするのと車両には警察関連が乗っている事も言っといてから俺らは寝た。基本的に俺と深雪は一緒に寝るという事が、俺らの当たり前となってしまった。週末の土曜日になった事で、朝を迎えたが澪には俺と柚希とデートに行ってくると言っただけで、俺が出かけたら深雪達もバレないように付いて行ったのだった。家を出た俺と蒼太だったが、デート日和の快晴であり、待ち合わせ場所へと向かった。約束は駅前に11時だが、俺らは30分前に着いていた。

『蒼翼町駅周辺にいる俺の仲間達よ、配置完了次第報告を待つ』

『こちら蒼翼本部、今日はデート日和な天気ですな。織斑様がここを離れている間、はぐれ悪魔は惹かれると思われますが、それ以外でもパトロールを強化してますので安心して行ってきて下さいませ』

『感謝するぞ、蒼翼本部。俺らが戻るまで、ここを任せた』

『こちら蒼翼町駅周辺の配置完了致しました、警視庁からの鉄道警察は以前からマークしていたようですぐに逃げられるパターンが多いと聞いています。既に都心近くにある駅のホームにはターゲットである常習犯を確認したとの事です』

通信機で、語りかけていたがそろそろ柚希が来そうだった。なので通信機を蒼太に預けてから、一旦蒼太と離れた俺。俺単体にならないと、柚希が警戒して俺らの作戦がバレてしまうからだ。待ち合わせ場所に行ってみると、既にいた柚希だった。

「一真、おはよう」

「おはよう柚希。意外に早いんだな、女子の事だから少し遅れてくると思っていた」

休日なので、俺と柚希は私服だ。いつも学校の制服姿か、たまに見る『戦闘装束(バトルフォーム)』しか見た事ないからな。私服姿の柚希はなかなか新鮮度が違うね、俺も普段から着ている服だが柚希にとっても新鮮なのだ
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