第4章
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迄なんとも言われへんけど。」
「木島。」
「はい。」
課長は立ち上がり、ホワイトボードにタキガワと雪村凛太朗の写真を貼った。
「連れて来い、雪村凛太朗を。」
立ち上がった木島は加納と共に部屋を出、課長と八雲はホワイトボードに貼られる写真を見た。
「似てるな。」
「ええ、似てる。」
世の中には、双子や血縁者でも無いのに似た顔がある。実際女優でも似た顔があり、混同する事がある。昔でいえば浅野温子と浅野ゆう子、アイドルでいったら辻希美と加護亜依、最近だと宮崎あおいと二階堂ふみになる。
本人達は嫌だろうが、今回の事件は其れを逆手に取った。
「前の事件とそっくりだ…」
課長は呻いた。
前の事件とは九月に起きた双子の事件で、此れが今回と同じに入れ替わっている。前回は被害者が交換されたが、前回程単純では無い、此れは“タキガワセイジ”が事故死した時から始まっていた。
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