DORAGON SENSE
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王の力に不可能などない!!王の力は、絶対なのだーーー!!』
そこに現れたのは、巨大なドラゴンの形をしたロボット。
「何・・・あれ・・・」
「ドロマ・アニムだよ、アースシリル」
ついに姿を現しやがったか、ドロマ・アニム!!
「ドロマ・アニム〜?」
「ドロマ・アニム・・・こっちの言葉で、竜騎士の意味。ドラゴンの強化装甲だと!?」
「ドラゴン・・・」
「言われてみれば、そんな形・・・」
「強化装甲?」
「強化装甲って何!?」
アースナツたちがジェラールの説明に目を白黒させている。
「対魔専用魔水晶、【ウィザードキャンセラー】で外部からの魔法を完全に無効化してしまう搭乗型の甲冑だ!!」
「王様があの中で、ドロマ・アニムを操縦してるんだよう」
俺とココが説明すると、ドロマ・アニムは大きく口を開ける。そこには、巨大な銃口なものが見えていた。
『我が兵たちよ、エクシードを捕らえよ!!』
「「「「「「「「「「はっ!!」」」」」」」」」」
王の指示によって魔戦部隊がエクシードたちに向かってくる。
「まずいぞ!!」
「逃げるんだ!!」
俺とジェラールが叫ぶと、エクシードたちは四方八方に逃げていく。くそっ!恐れていたことが起きてしまった!!
「逃がすなー!!」
「マジカライズキャノン、充填完了。照射!!」
魔戦部隊がマジカライズキャノンでエクシードたちを照らす。その光に照らされたエクシードたちは、皆魔水晶にされてしまった。
「みんな!!逃げて!!」
「シャゴット!!私たちも行こう!!」
「みんな・・・生き延びるのよ・・・」
エクシードたちは魔戦部隊から大急ぎで逃げていく。
「追えーーー!!」
「「「「「オオオオオッ!!」」」」」
魔戦部隊も逃げたエクシードたちを全力で追いかける。俺たちは急いでココのレギオンに乗る。
「王国軍からエクシードを守るんだ!!ナイトウォーカーたちを追撃する」
「そうだね!!」
「あのでかぶつはどうする?」
「相手にするだけ無駄だよう。魔法がほとんど効かないんだから」
「かわしながら行くしかない!!今のエクシードは無防備だ!!」
「エドシリルの言ってたのってこういうことか!?」
「すまん!!伝えきれてなかった!!」
「んなこたぁいい!!行くぞ!!」
俺たちはレギオンに乗って魔戦部隊を追いかける。しかし・・・ドロマ・アニムの攻撃を、全て避けるのは不可能だ!!しょうがない!!
「ココ!!エルちゃんたちを追ってくれ!!俺がドロマ・アニムをなんとかしよう!!」
「えぇ!?どうやって!!」
俺はドロマ・アニムに向き直る。確かに対魔専用魔水晶は、魔法をほとん
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