DORAGON SENSE
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狙いは、向こうのエルちゃんか。
「待て、エルザ」
アースエルちゃんの前にジェラールが割ってはいる。ジェラールなら、止めれるか?
「エドラス王国王子であるこの私に、刃を向けるつもりか、エルザ・ナイトウォーカー」
「王子!?」
「くっ・・・」
エルちゃんはジェラールに言われて、手を出せないのか、表情を歪める。
『フハハハハハ!!王子だと!?笑わせるでないわ!!ワシは貴様を息子などとは思っておらん!!』
「!!」
「王様の声だ!!」
「え!?どこにいるの!?」
ジェラールの言葉を聞いてか、王はそんなことを言う。どこにいるかわからん・・・ということはまさか・・・
『7年も行方をくらませておいて、よくおめおめと帰ってこれたものだ』
行方をくらませた・・・だと?その原因はお前ではないのか?
『貴様がアースランド でアニマをふさいで回っていたのは知っておるぞ!売国奴め!お前は自分の国を売ったのだ!!』
「この声、どこから・・・」
「まるで・・・地の底から聞こえてくるみたい」
「まさしくその通りなんじゃないのか?」
「おい!!姿を現せ!!」
「そうだそうだ!!」
アースシリルたちが辺りを見回しながら言う。
「あなたのアニマ計画は失敗したんだ。もう戦う意味などないだろ?」
『意味?戦う意味だと?』
俺も下を見て声の位置を探していると、地面が緑色に輝いている場所を発見する。それと同時に、すさまじい地響きが聞こえてくる。
「な・・なんだこの音・・・いや!これは!」
「魔力で大気が震えてるんだ!!」
アースグレイとルーシィが驚異を感じているようだな。まさか・・・王はマジであれを使うつもりなのか!?
『これは戦いではない!王に仇なす者への報復!一方的な殲滅!!』
緑色に輝いているところから、何かが浮かび上がってくる・・・やべぇぞ、ありゃあ!!
「何よアレ!?」
「魔導兵器か?」
『ワシの前に立ちはだかるつもりなら、たとえ貴様であろうと消してくれる。跡形もなくなぁ!!』
光から現れたのは、鎖で押さえられている白い卵のようなもの、王が言うと、その鎖が外される。
「 父上・・・」
『父ではない。ワシはエドラスの王である』
鎖から解き放たれた卵は、光を放ちながら割れる。
『そうだ・・・貴様をここで始末すれば、アースランドでアニマを塞ぐものはいなくなる。また巨大な魔水晶を造り上げ、エクシードと融合させることなど何度でもできるではないか』
「な・・・なんてことをいってるんだあいつは・・・」
俺の隣のアースシリルが怒りでプルプルと震えている。だが押さえろアースシリル。あれはまずいのだからな・・・
『フハハハハハ!!
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