38プールだよ!全員集合!後編
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◇いのり
「じゃあ、プール楽しもう!」
ヤマトの一言で重い空気がガラッと軽くなる。やっぱりヤマトがいるとその場空気が変わりやすい
「私はプールサイドで見ているわ」
そう言ったのは綾瀬、歩くことができない……足が使え無いのだ…
「あ、ごめん。ちょっと待ってね」
ヤマトは綾瀬の前まで来て右手の人差し指で両足を押すように触る
「痛っ!」
「ごめん。今、無理やり脳と脚の間の神経を繋いだから痛かったよね。」
無理やり脳と脚の間の神経を繋いだ?そんなことできるの普通?
「脚……………動く……」
『!?』
ヤマトを除いたその場のメンバーは驚いた。本当に神経を繋げる事ができるんだ
「完治するには時間がかかるから応急手当て並みにしかできてないからあんまり無茶しないでね」
「…………ありがとう」
綾瀬の顔が少し赤くなってる。堕ちた……
「これで全員揃った事だし泳ごう!」
◇ヤマト
「ハイ、一、二、一、二」
俺は小猫ちゃんの手をもって、ばた足の練習に付き合っていた。
「ぷはー……」
「小猫ちゃん、頑張って!」
アーシアも小猫ちゃんを応援している。
やっぱり、この頃の小猫ちゃんは小柄でかわいいな〜
「ぷはー……ヤマトさん、付き合わせてしまってごめんなさい……」
「気にしなくていいよ。いのり達の可愛い後輩の為だしね」
「か、かわ……というか先輩、それはなんか古くさいです」
「そうか? っとと、端まで着いたぞ」
勢い余って小猫ちゃんは俺にぶつかり、俺が抱きついている状態になってしまう。うむ、肌がぷにぷにですぞ。
「……ヤマトさんは優しいですよね」
優しい、か。
「やさしくないよ。汚いだけさ……………」
俺は汚れすぎてる、仲間の為にと言って敵を殺ってきた……俺の手は汚れすぎてる……
「そんなこと無いです。ヤマトさんは優しいです。だから、いのりさん達がそばにいるんです」
「そうだね。ありがとう小猫ちゃん。少し休憩をはさんでからまた泳ごうか」
「……はい!」
にゃははは、俺ってほんとに甘いな
◇いのり
「いのりん行くよ!えい!」
「綾瀬……はい」
「いのりナイスよ」
私達三人はボールで遊んでいた。
「いのりんとこんな生活できるなんて嬉しいよ!」
「そうね。葬儀社とかGHQとかダァトとかで忙しかったからね。」
「……うん…二人に聞いてほしいことがある」
まだ、祭を含めて三人にはあのことをはなしていなかった
「なに?」
「どうしたのよ?」
「堕天使側にシュウ≠ェいる……同姓同名かもし
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