戦力は充分揃った。これならいける!・・・しかし、アクシデントが起こり・・・。
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あれから4年後、俺はテメンニグルの塔を攻略した。
いくら魔人の力を手に入れたからといって、無茶苦茶し過ぎた。
何度も何度もことあることに死んでは生き返りを繰り返し、様々な敵に斬られ、貫かれ、潰された。
しかし、そのおかげで俺はさらに強くなった。
そして、攻略した特典として塔に出てきた敵を使役する権利を得られた。
さらに、ダンテが使用していた《魔剣リベリオン》と《銃器エボリー&アイボリー》等が使えるようになった(スタイルチェンジも可能)。
因みに今使役しているのはジェスターだ。
「しかし4年か・・・随分時間が掛かったな」
「いやいや、俺様からすれば12歳で塔を攻略する坊やが異常だと思うぜ?」
俺の言葉にジェスターが全力で突っ込んだ。
「だけど、ダンテやバージルは半月で攻略したんだろう?」
「それはあいつ等はかなりの場数を踏んでいたからだぜ?坊やはあの兄弟と同じ才能はあったが経験がなかったんだ。そればっかりは仕方ないだろう?」
・・・確かに仕方ないかもしれないな。
経験の差・・・これを埋めるにはさらに強くならなければならない。
「っと・・・どうやら次のステージみたいだな」
「まぁ、俺様が言うのもなんだが、気を付けな坊や」
「ああ、ここまでありがとうな。ジェスター」
「悪魔に礼なんて言うんじゃねえよ気持ち悪っ!」
そう言ってジェスターは笑い声を周りに響かせながら消えた。
「あの笑い声がなければ・・・いい奴なんだがな」
まぁ取り敢えず、行くとするか。
《フォルトゥナ》に。
そしてさらに2年が過ぎた。
前よりは早く攻略できた。
しかし、悪魔だけでなく天使擬きも使役できるようになるとは思わなかった。
使える魔道具は増えた。
さらに新しく技を覚えた。
《悪魔の腕》
これのパワー戦法は使える。
さらに新しく手に入った剣《レッドクイーン》
あれのギミックが面白い。
魔道具以外にあんなものがあったのか。
銃はショットガンの改良型《コヨーテ・A》、大小2つの経口を持つリボルバー《ブルーローズ》
癖が強いが、その分の性能は中々のものだ。
使役できる悪魔達は、特にエキドナとタゴンとバアルが騒がしい。
同じ悪魔としてべリアルを見習って欲しいよ。
・・・・まぁ、無理な話か。
さて、戦力は揃った。
質も量も問題ない(過剰だろうが)。
自分専用の魔界《クレイドル》も創った。
「後残る問題は、俺の名前か」
死んでしまったから別の名前が必要だな。
・・・・名前か。
名前は、これでいくか。
《ネロ・アンジェロ(黒騎士)》
よし、あの世界に戻る準備は万端だ。
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