1部分:第一章
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それは間違いありません」
そうだというのである。
「残念ですが」
「左様か。では誰じゃ」
「どうやら普通に兵を起こす者ではないようです」
半蔵は調べているうちにそのことに気付いたのだ。今回の謀反の話が尋常なものではないということにだ。
「どうやら表ではなく」
「裏じゃな」
「我等。忍の間でです」
「流石武田と言うべきか」
家康は半蔵の話を聞いて唸った。
「足軽達でなく忍の者達を別れさせるか」
「我等忍もです」
重要な力だ。その存在の強弱もまた大名の力であるのだ。
武田はその忍の分裂を計ってきたのだ。そのことを話してだ。
半蔵は表情は変えていないが真剣な声で家康に述べた。
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