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転生とらぶる
マブラヴ
ゲート 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり
0997話
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にそう簡単に移住者を決める訳にもいかない、か。
 生身での戦いでは魔法使いに勝てず、MSと修羅神で戦っても性能的には修羅神の方が高い。そんな状況で優良種だとか進化した人類だとか言ってもな。

「取りあえず、そっちに関してはアイリーンに任せるしかないだろうな。他に何かあるか?」
『そう。ね。門世界の件なんだけど……』
「まだ何かあったか?」
『ええ。ただ、向こうじゃなくてこっちにだけどね。技術班から、龍の捕獲要請が来ているわ』
「捕獲要請? ……ワイバーンじゃなくてか?」
『ええ。出来ればまだ私達が接した事のない、飛龍を希望しているわ』

 飛龍ってのは、確か翼龍……いわゆるワイバーンよりも上で、新生龍よりも下に位置する種族か。
 確かにどうせなら欲しいよな。
 特に新生龍や古代龍はその数が少ないが、飛龍辺りはその2種族程には数が少ないって事はないらしいし。

「分かった。メギロートとイルメヤとシャドウを数機ずつ……」

 そこまで告げた、その時。いきなり緊急の通信が入る。

『アクセル代表、大変です! 門世界のアルヌスの丘にて、これまでにない程に大規模な地震が発生しました。うおっ、おいそこ! 危ないぞ!』

 映像モニタに映し出されたのは、量産型Wではなく普通の人間の男。異世界間連合軍として他の世界から派遣されている人材だろう。
 男の後ろでは、確かに激しい揺れを現しているかのように他の人間が右往左往している光景が見える。
 ちっ、また地震か? ったく、このところ随分と多いな。

「慌てず冷静に対処しろ。そもそも、その世界で地震が起きるのは珍しい話じゃないだろ。今までに何度も地震を体験している筈だ」
『は、はい。分かりまし……何ぃっ!?』

 映像モニタに映し出された男が俺の言葉に頷こうとした、その瞬間。男が何らかの報告を受けたのだろう。突然叫ぶ声が聞こえてくる。
 おいおい、もうこれ以上悪い報告の類は止めてくれよ?
 チラリとエザリアが映し出されている方の映像モニタに視線を向けると、そこでは何やら忙しく手を動かしている様子が映し出されている。 
 何をしているのかは分からないが、恐らくは量産型Wを通して指示を出しているのだろう。
 ただし、その顔は厳しく引き締まっている。

『あ、ああああ……そんな……』

 信じられないとばかりに混乱したように呟く男。

「落ち着け! 何があったのかすぐに報告しろ!」

 その声でようやく我に返ったのだろう。男は息を呑むと改めてこちらに視線を向けてくる。何よりも異常なのは、まだ地震が続いている事か。
 これまでにも何度か門世界の地震は体験したが、その殆どは、最初に帝都のものを除いて1分もしないうちに納まっている。
 だが、今は地震の報告があ
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