マブラヴ
ゲート 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり
0997話
[3/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
星への移住に関してはどうなっている?」
以前から何度か話を聞いてはいるが、話が進んでいる様子が全く聞かない。まさかポシャった訳じゃないだろうが……
すると案の定、エザリアが複雑そうな表情を浮かべて口を開く。
『アイリーンから世間話ついでに聞いた話によると、色々と議論になっているようよ』
アイリーン? いつの間にか名前で呼び合うようになっていたらしい。
プラント時代はザラ派、クライン派で思い切り敵対していたんだが。
その辺に関しては、エザリアがプラントを出てシャドウミラーに入り性格が丸くなったのが影響してるんだろう。
それでも以前のこの2人を知っている者にしてみれば、まさか世間話をするようになっているとは思わない筈だ。
……出来れば、アイリーンをこのままシャドウミラーに引き込んでくれればいいんだが。あやかと千鶴が政治班に配属になったとしても、エザリアやレオンに比べるとまだまだ勉強途中の身だ。それを思えば、アイリーンは即戦力として政治班で働けるだろう。
もっとも、今のアイリーンはSEED世界での戦争が終わった時と同様に最高評議会議長のままだ。そんな人物を引き抜ける筈もないか。
原作ではアイリーンはすぐに政治から足を洗ってデュランダルが議長となったが……俺達が介入した結果、その辺は原作と大きく外れているしな。
デュランダルのデスティニープランについても既にそういう物があると知られている以上、秘密裏にデスティニープランの為に動くのも難しいだろう。
アイリーンの方にもデュランダルの動きに関しては、注意しておくように連絡がいってる筈だし。
「揉めてる、か。ブルーマーズ計画の方は幾ら人数がいてもいいんだけどな。……コーディネーター至上主義者とかブルーコスモスなんかが出てこられると、ちょっとどころではないくらいに困るけど」
『でしょうね。その関係もあるわ。どうしても大人数を送り込む以上、その中にはコーディネーター至上主義者とかが入り込む可能性が高くなるでしょうし』
「……その結果火星でコーディネーターが独立運動とかしようものなら意味がない、か」
『そうね。ただ、火星には修羅やギアス世界の関係者、魔法使いといった人達がいるから、もしそんな真似をしたらすぐに潰されそうだけど』
「だろうな」
魔法使いやギアス世界関係者はともかく、修羅は勢力丸々が火星にいるのだ。それに対してコーディネーターは幾ら大人数が移住するとしても、コーディネーター全体にしてみればほんの一部に過ぎない。
もしもそれがSEED世界で地球連合軍に対してやったように戦いを挑もうものなら、まず間違いなくあっさりと鎮圧されるだろう。
そして、SEED世界に対する偏見が生まれる可能性もある。
それを思えば、確かにエザリアの思うよう
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ