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転生とらぶる
マブラヴ
ゲート 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり
0997話
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遣されていた人物だ。そしてホワイトスターのような、ある意味で奇想天外と表現してもいいような場所に派遣されたのだから、臨機応変というか周囲の環境に慣れるという能力が重視された筈だ。
 そう思えば不思議ではない……か?
 当然ながら連れ去られた民間人は既に引き渡されており、自分の世界に戻っている。
 ……奴隷として買われたにも関わらず、何故か買い取り先の貴族のお嬢様といい仲になっていたりした、ネギま世界出身の1人を除いてだけどな。
 ちなみにその1人は、結局その貴族の婿養子となる形で門世界に残るという事を決めている。
 何だったか……テュエリ家のシェリーとかいう女……正確にはまだ12歳の子供だな。
 男の方は20歳過ぎだったので、色々な意味で大丈夫かと言いたくなったんだが……まぁ、子供を騙しているとかそういうのじゃなく、普通に相思相愛だったので問題はないんだろう。……多分。
 ちなみにテュエリ家というのは、帝国の内乱時にはすぐに連合王国側に協力したおかげで、今でも普通に貴族としての立場を保っている。
 これに関しては、奴隷として買われた男が従属国が起こした反乱の後ろにシャドウミラーがいるというのを察知して、従属国側に付く事を勧めたんだとか。
 ……さすがにホワイトスターに派遣されただけあって、有能だよな。12歳の子供と相思相愛になっている割には。
 いやまぁ、門世界では12歳くらいの相手が許嫁になったり、早ければ結婚するのはおかしくないらしいけど。
 ともあれこの男は例外としても、向こうに連れ去られた者は全員がその行方を追う事が出来た。
 その結果、従属国の幾つかや、奴隷として扱った商会の類に関しては、異世界間連合軍として相応の処罰を望むように連合国へと要請する事になり、その殆どが何らかの処罰を受ける事になった。
 もっとも酷いのは扱いが酷くて殺した2人を買った連中で、連合国側としてはこちらに対する印象を良くしたかったのか、財産没収の上で斬首という形になっている。
 確かに俺達がどれだけの力を持っているのかを理解していれば、下手にこっちの機嫌を損ねて再び戦争をしたくないと思うのは当然だろう。
 ……戦争というか、寧ろ蹂躙だしな。

「で、取りあえず向こうに連れ去られた民間人に関してはこれで終わり、と」
『そうなるわね。正直、向こうに連れ去られて死んだのが2人しかいないというのは、予想を超えていい結果だったわ。下手をすれば全員死亡なんて未来も想像してたから』

 送られた報告書に目を通した俺に、映像モニタに映し出されているエザリアが溜息を吐きながら告げる。
 SEED世界のオーブからも何人か連れ去られていたからな。多少は気になっていたんだろう。
 そうそう、他世界への移動と言えば……

「プラントからのネギま世界の火
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