プロローグ:4人兄弟姉妹、☆空レストランへ行く
このJK妹、接待経験あり(する側とは言ってない)
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っとくけど、これでもあたしはお金の亡者になったつもりは全然ない。理由があるとすれば、基本的にお金と交換して欲しいものを得るこの現実世界のシステムのせいだ。だからあたしは何もワルクナイ。
強いて言うなら――。
そもそも誰のおかげでサビ残してるか知ってんのかこのクs(以下、罵詈雑言のため削除
だから、こんな文面を見て「あ、設定元に戻すの忘れてた。てへっ☆彡」なんて、キャラでもない可愛い仕草や文句は何ひとつ思い浮かんでこなかった。
……あ、言い間違えた。キャラでもない、じゃない。柄でもない、か。
「まーた父さんから頼まれごとかー。忙しいねー。ウチの妹様はー」
は? それは三ツ星のお寿司屋に連れて行かれる現状の発端となったあたしに対しての嫌味かお兄ちゃん?
別に行き先を高級寿司店から懐石出す高級料亭に変えてもあたしとしては問題ないんだけど?
「そういうことは思ってても口に出さないでくれよー。今月、円盤すらも買えなくなるじゃんかー」
ちょい、真っ先に心配するのが円盤かよ?
円盤より先にこの車のローン払い終えないの?
あと円盤は予約開始と同時に全巻一括購入予約するのが当たり前でしょ?
「そんな睨むなよー。お前の場合、手や足が飛んでくるから余計に恐いんだって」
そりゃあ、インドア志向だからって身体を鍛えていないとは別だしね。
「うんわかった。とりあえずお父さんのほうはあたしのとは別ラインだから勝手に苦しんでもらう」
「うわー。おねーちゃん、鬼だね」
「迷いないな」
……何そのまるで鬼か悪魔を見るようなあたしへの視線は?
愛しの弟と妹からそんな目をされるとめっちゃ罪悪感あるんですけど。
あと、お兄ちゃん。
次あたしをその目で見てきたらバックミラーごとツブすよ?
「だからそういうことは思っても口にしちゃダメだって言ってるじゃんかー」
あれ? 口に出てしまってました?
確かに、隣に座ってる聖斗が若干引いてた。
大丈夫だよ聖斗。お姉ちゃん、暴力反対派だから。基本的には、ね。
「じゃあ今すぐそこのコンビニでいいから寄って。聖斗の服買うお金下ろすから」
「え? ちょ、姉ちゃん? マジで言ってたの!?」
「当たり前じゃん。あたしが聖斗に嘘ついたことある?」
「い、いや……。でもそれはさすがに――」
ああもう、何をここまできて躊躇ってるかなぁ。あたしの弟は。
10万で足りなかったらもう諭吉さん10人でも20人でも連れてくるのに。
「お前、本当に聖斗には甘いなー」
「ねえお兄ちゃん。背景資料作成のついでに赤坂の料亭に行ってみる気、ない?」
「それはぜひともプロデューサーとかスポンサーとか
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