機動戦士ガンダムSEED編
第12話
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ガキンッ!!
その攻撃をシグーは咄嗟に内装防盾を滑り込ませることで受け止めた。そして、突撃機銃を腰にマウントして重斬刀を斬りつけてきた。
「そう簡単にやられるかよっ!」
突撃機銃をその場に捨て、腰からナイフを取り出しこれに対処する。何とか受け止めることに成功した時シグーからパイロットの声が聞こえてくる。接触回線か。
『まさかあのジンのパイロットと私がやり合う事になるとはな。…ストライクを撃破する算段だった筈が予想外の事態になったものだよ』
「そう簡単に自分の思い通りの展開になると思ったら大間違いだぜ。シグーのパイロット」
声からしてやはりラウ・ル・クルーゼか。なら少し話でもしてみようかね。原作通りの性格なのかできれば知っておきたいしな。
『君がそのジンのパイロットか…。まさか君のような手練れがあの艦に乗っているとは思わなかったよ』
「まあ、あの艦に乗ることになったのは偶然だがな。…しかし、シグーに乗ってるってことはあんた指揮官クラスだろ?部下の仇が目の前にいるっていうのに言う事はそれだけか?」
『君に恨み言等吐いたところで死人が生き返る訳でもあるまい。…それよりも早くしなければ標的が逃げてしまうのでね。早くご退場願おうか!』
「!」
クルーゼはその瞬間、上へと舞い上がり内装防盾のバルカンをこちらに放ってきた。
出力最大で避けようとするが、逃げ切れず左脚部に被弾してしまう。
あの質問への回答といい、この戦法といい、性格は原作と大差ないようだな!
突撃機銃をシグーに向けて放つが、その高い運動性を生かした機動で尽く全て避けられてしまう。ならばと敵のバルカンや突撃機銃を避けながら、機を伺う。その時はすぐにやってきた。
シグーはオレがなかなか墜ちない事に痺れを切らしたのか銃撃を行いながら重斬刀を抜きこちらに接近してきた。最小限の動きでそれを避けながらナイフを握る。
そのまま急加速を行い、シグーがコックピットに向けて重斬刀を突き出そうとしたその時!
斬ッ!
シグーの突きを脇に少し掠りながらも回避し、ナイフで敵の頭部を貫いた。
ナイフを抜き、すぐにシグーから距離をとる。このままさらに攻撃を加えるか考えるが、そんな時だ。
『ラウ・ル・クルーゼ隊長、そちらのジンのパイロットの方も、この場での戦闘をやめて下さい。追悼慰霊団代表の私のいるこの場で死人を出すおつもりですか。そんなことは許しません。今すぐ戦闘行動を中止してください』
ラクスの放送がこの辺り一帯の機体全てに響いた。…何故このタイミングなんだ?
それから少し経ちシグーとイージスはナスカ級へと戻っていった。
…ふうっ、何とかなったな。一時はどうなることかと思ったがどうにか退けられた。勝てはしなかったが
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