暁 〜小説投稿サイト〜
FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
終焉の竜鎖砲
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「まったく・・・グレイとナツはどこにいるのだ?」

俺は今、アースランドのグレイとナツを探しているのだが・・・どこにいるかさっぱりだ。まったく・・・間違っても鍵は壊さないでくれよ。
俺が祈りながら走っていると、前方にグレイとナツ、そして倒れているシュガーボーイを見つける。

「グレイ!ナツ!」
「!お前は・・・」
「エドラスのシリル!?俺たちのシリルはどうした!?」

俺を見たナツとグレイが動揺する。そりゃそうだろうな。俺にさっき攻撃されたんだから・・・

「安心してくれ。アースランドの俺はエクスタリアに向かった」
「何で!?」
「エクシードに危険を知らせるためと、アースウェンディを助けるためだな」

俺が説明すると、二人は顔を見合わせる。そして、ナツが俺を睨みながら言う。

「お前は何しにきた?」
「お前たちの仲間を助けるために・・・だ。アースシリルのおかげで、俺はようやく目覚めることができたのだよ」
「どういうことだ?」
「あ!!」

グレイが質問しようとして、ナツが何かを思い出す。

「そういやぁ、エドラスのシリルは洗脳されてたんだっけか?」
「ルーシィからでも聞いたのか?」
「おう!」

ナツはうなずく。こいつ、忘れてただけか・・・

「アースシリルのおかげで、洗脳が解けたんだ。だから、俺はお前たちの力になりたい」
「そりゃあ助かる。ちょうど、竜鎖砲の部屋に入る方法を考えていたんだ。何かいい案はねぇか?」

竜鎖砲の部屋か・・・確か対魔専用魔水晶(ウィザードキャンセラー)を扉にしている部屋だったなぁ・・・となると、魔法で突き破るのは無理だな。

「突き破ればいいんだよ!!」
「だからそうはいかねぇんだって」

グレイとナツはなんか言い合ってるけど・・・今はそれどころじゃないのではないのか?

「一番手っ取り早いのは、お前たちを捕まえたフリをして中に入ることだな」
「捕まえたフリ?」
「ああ。運良く、俺の洗脳が解けたことは、まだ王国軍には伝わってない。俺がお前らを捕まえたフリをして、一緒に中に入ってしまえば、あとはお前たちの魔法で王国軍を凪ぎ払って竜鎖砲を魔水晶(ラクリマ)にぶつければいい」
「なるほど!!」
「ところで・・・グレイが手に持ってるのって、なんだ?」

俺は最初から気になっていたことを聞く。アースグレイの持ってる物は、氷でできた鍵のように見える・・・もしかして・・・

「お前・・・竜鎖砲の鍵壊したのか?」
「ああ」
「即答かよ!!」

一番危惧していたことが起きてしまったな・・・てかどうやって壊したんだ?あの鍵もなかなか丈夫だったはずだが・・・

「心配するな。俺は氷の造形魔導士だからな。この鍵もしっかり使えるぜ」
「ならいい
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