終焉の竜鎖砲
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」
ひとまずその氷の鍵も使えるのなら問題あるまい。さて・・・
「それじゃあ、適当に縄で縛るから、捕まったフリをしてくれよ」
「おう!」
「中に入ったら暴れていいんだろ?」
「竜鎖砲を壊さない程度にならな。ん?」
俺がナツとグレイを縛ろうとしていると、足音が聞こえてくる。誰だ?
「その作戦・・・私にも手伝わせてくれ」
そういって現れたのは・・・エルちゃん!?
「エルザ!!」
「待て!お前まさか・・・エドラスの・・・」
グレイが驚いたのを見て、エルちゃんはニヤリと笑う。
「俺たちのエルザが・・・負けたのか!?」
ナツは動揺してエルちゃんから後ずさる。こいつ・・・
「エルちゃん・・・じゃないよな?」
「お前は・・・まさかエドラスのシリルか?」
エルちゃんは俺の顔を覗き込む。やっぱり・・・
「ナツ、グレイ、安心しろ。アースランドのエルちゃんだよ」
「「何!?」」
二人は揃って驚く。まさか・・・気づいてなかったのか?仲間じゃなかったのか?
「なぜエドラスのシリルが?私たちのシリルはどうした?」
「アースシリルはエクスタリアに行ったよ。俺は、アースシリルのおかげで洗脳が解けたんだ」
「なるほど。それで私たちを手伝ってくれるのか」
アースエルちゃんは納得したようにうなずく。
こっちのエルちゃんに勝つということは、アースランドのエルちゃんもかなりの実力者のようだな。それに、エドラスの方と見分けがつかない。
「よし!ならば俺とエルちゃんでお前たちを捕まえたことにする。それで中に入るぞ」
「「「おう!!」」」
俺とエルちゃんは、ナツとグレイを軽く縛り、竜鎖砲の部屋へと向かった。
一方、エクスタリアに向かったシリルたちは・・・シリルside
「シリル〜!!見えてきたよ〜!!」
「あれが・・・」
セシリーにつかんでもらってエクスタリアに向かい、しばらく飛んでいったけど・・・ようやくエクスタリアが見えてきた。本当に空に浮いてるんだな。
おっと、関心してる場合じゃなかった。早くウェンディとシャルルのところに行かないと。
竜鎖砲の部屋の前にて・・・エドシリルside
ズルズルズルズル
「ご無事でしたか!ナイトウォーカー隊長!ブランド隊長!」
「ど・・・どこが無事なもんか!?どうしたんです?そのケガ!!」
部屋の前で護衛している兵隊たちが、俺とエルちゃんを心配して駆け寄ってくる。よし、エルちゃんが偽物だと気づいてないようだな
「心配しなくていい」
「大したことはない」
俺とエルちゃんが部屋の前まで来ると、兵隊た
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