36いのり、堕天使の総督と会う
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れているの?魔王様=H」
「バレていのかい?」
「正確にはあなたよりもグレイフィアさんがモロバレルだったのよ」
まあ、魔王レベルに近いグレイフィアさんも少ししか感じなかったけど
「お、お、お、お兄様!?」
私達が入る前からいた元祖グレモリー眷属は跪いていた。
「アザゼルは先日のコカビエルのようなことはしないよ。今回のような悪戯はするだろうけどね。……しかし、総督殿は予定よりも早い来日だな」
「ああ、くつろいでくれたまえ。今日はプライベートで来ているからね」
サーゼクスさんは今気付いたように手をあげて、かしこまらなくていいと促した。全員それに従って、立ち上がる。
「やあ、我が妹よ。しかし、この部屋は随分と殺風景だ。年頃の子たちが集まるにしても魔方陣だらけというのはどうだろうか」
部屋を見渡しながら、サーゼクスさんは苦笑する。まあ……うん……確かに、そういう反応をしたくなるよね。
「ど、どうしてお兄様がこちらに?」
サーゼクスさんの苦笑をスルーして怪訝そうに部長が訊く。
ーーリアスさん、それは愚問だよ?。
妹の問いに対して、サーゼクスさんは一枚のプリント用紙を取り出した。
「何を言っているんだ。授業参観が近いのだろう?私も参加しようと思っていてね。是非とも妹が勉学に励む姿を間近で見たいものだ」
めちゃくちゃ笑顔が輝いている。
ちなみに私、真名、アーシア、綾瀬、祭、ツグミにはヤマトがくると思う……否、必ず来る。
「グ、グレイフィアね?お兄様に伝えたのは」
少々困った様子のリアスさんの問いに、グレイフィアさんは頷く。
「はい。学園からの報告はグレモリー眷属のスケジュールを任されている私のもとに届きます。無論、サーゼクス様の『女王
クイーン
』でもありますので主へ報告も致しました」
「例え魔王職が激務であろうと、休暇を入れてでも妹の授業参観に参加したかったのだよ。父上もお越しになられるそうだ」
「そ、そうではありません!お兄様は魔王なのですよ?仕事を放り出してくるなんて!魔王がいち悪魔を特別視されてはいけません!」
妹を特別視しない兄はいないと思うよ?いないからわからないけど
「これは仕事でもあるんだ、リアス。実は三竦みの会談をこの学園で執り行なおうと思ってね。会場の下見に来たんだ」
「ーーっ!本当に、ここで行うのですか?」
サーゼクスさんの発言によって、リアスさんを含めた眷属全員が驚く。
「ああ。この学園とはどうやら何かしらの縁があるようだ。私の妹であるお前と、魔王セラフォルー・レヴィアタンの妹、伝説の赤龍帝と白龍皇、聖魔剣使い、聖剣デュランダル使いが所属し、コカビエルと蒼
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