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ソードアート・オンラインーもしもあの時、サチが死ななかったらー
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黒の剣士
第8話
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槍壁〉??〈俊足の槍突〉って異名を持つ攻略組屈指の実力者の……。』
『オイオイ…幾ら何でもヤバイ奴等じゃないか??』
『とても…敵わない……。』
オレンジプレイヤー達が騒ぎ立てた。
口振りから察するに、サチのことを知っている様だ。
キリト『やるな、サチ。』
サチ『いやいや、キリトに比べたらまだまだだって。』
キリトはサチに近づいて称賛したが、サチはまだまだだと言った。
『ロザリアさん駄目だ。こいつらマジの攻略組だ??』
『まともにぶつかって勝てる相手じゃないって??』
ロザリア『なっ、何言ってんだい??攻略組がこんなところに来る筈無いでしょ??』
『けど??昨日、35層に〈青の槍壁〉が……??』
ロザリア『タダのコスプレに決まっているでしょ??イイから殺しな??』
『うう……くそが〜??』
『死ね〜??』
オレンジプレイヤー達はサチに怖気付いたが、ロザリアの命令には逆らえず、奇声をあげながらサチとキリトに斬り掛かった。
シリカは2人を助けようとしたその時、ある事に気付いた。
2人のHPは減るには減るのだが、直ぐに回復してしまうのだ。
シリカ『(なっ、なんで?)』
シリカは疑問に思った。
それから数分後、オレンジプレイヤー達はクタクタに疲れきっていた。
ロザリア『何やってんだい!サッサと殺しな??』
ロザリアは、オレンジプレイヤー達に命令したが…、
『無茶…言わないでくれ……。』
『もう……限…界……。』
疲れきっていたオレンジプレイヤー達に、その力は残っていなかった。
キリト『10秒辺り400か、それが俺達に与えるダメージの総量だ。』
ロザリア『ちっ??』
キリトの言葉にロザリアは舌打ちした。
キリト『俺のレベルは78、HPは14500、バトルヒーリングスキルの自動回復が10秒に600だ。
因みに、サチのレベルは77、HPは14000、バトルヒーリングスキルは10秒に500。』
サチ『つまり、幾ら攻撃しても、私達は倒せないってこと。』
キリトとサチの説明に、シリカを含めたみんなの顔が青ざめた。
キリト『さてと……。』
サチ『サッサと片付けちゃおうっか。』
そして2人はロザリア達と距離を詰めると、ソードスキルを持って襲い掛かった。
ロザリア『ヒヒーー??』
『『『『『ヒヒーー??』』』』』
キリト達に蹂躙されたロザリア達は断末魔の叫びをあげた。
その後ロザリア達は、キリト達の手により黒鉄宮に送られた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
そして一行は宿に戻った。
キリト『ゴメンねシリカ、囮に使う様なことをして……。』
サチ『本当にゴメンね。』
キリトとサチはシリカに謝った。
シリカ『イイんですよ別に…助けられたのは私ですから。』
シリカは、2人の行いを
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