Life6 湯けむり
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に力づく賛同する王がそこに居た。
−Interlude−
一誠達が寝静まった頃、グレモリー領の庭の一角では、士郎を遂に補足したゼノヴィアがデュランダルを振り続けていた。勿論、士郎に向けて。
「ちょっ!?待て待て。待ってって、ゼノヴィア!」
「問答無用ぉおおおおおお!!!」
無論、すべて躱す士郎ではあったが、此処まで殺気立たれて襲われていては、気分がいいモノでは無いのは確かだった。
「そもそも、如何してそんなに怒っているんだ!?」
「理由が解らないのでしたら、如何して逃げたんです、かぁっっ!!」
大ぶりの一撃、無論の事躱される。
「それでも嫌な予感がしたんだ!いい加減にしてくれよっ!?」
「私の気持ちも理解できずに、よくもそんな事を!士郎さんなんて、士郎さんなんて――――」
目元に僅かな涙を蓄えていきながら、さらに大きな一撃を入れようと振りかぶるゼノヴィア。
「――――大好きだぁあああああぁあああああ!!!」
「ぬぅ、あぁぁああああああぁあああああ!?」
行動と言動がまるで一致していなかった。
ズォッッオオオンン!!!
ゼノヴィアの一撃は大地を抉り、巨大なクレーターの形成するほどの轟音だった。
しかし、この轟音を含めて、グレモリー城に居る者達にまで届く事は無かった。
「なんでさぁあああああぁあああああああ!!?」
士郎はそれからゼノヴィアに延々と追いかけられて、宣言通りに朝に漸く帰れたそうだ。
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