暁 〜小説投稿サイト〜
エターナルトラベラー
第三十七話
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豊満な胸に抱きしめられて今にも窒息しそうだ。

「フェイト!フェイト!」

「アルフ…苦しい…」

「あ…ゴメンよフェイト」

敵を倒し終えた俺もフェイトへと飛びよる。

「フェイト、何でこんな所に?ここが何処か知っているのか?」

俺のその問いにフェイトは俺を真っ直ぐ見つめて答える。

「ジュエルシードを奪っていった人の本拠地で、それの所為で地球が吹っ飛ぶかもしれない、大変な事になっているんだよね」

「そうだけど…そうじゃなくてだな…ここは…」

言いよどむ俺。

「私に関係があるんだね?」

でも、と一拍置いてからフェイトは力強く言った。

「今の私は御神フェイト。だからここがどんな場所かなんて関係ない。私は私の家族を、家族になってくれる人を守るの」

その言葉は本当に力強く、今のフェイトの真実。

「そうか…そうだね、一緒に行こう。もうこの先が駆動炉だ」

「うん!」
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