第三十七話
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その声に振り返ると、底には人型で走り寄ってくるアルフの姿が。
「あたしにも手伝わせてくれ」
「アルフさん」
なのはが歓迎の声を上げる。
「人手は多いに越した事は無い。よろしく、アルフ」
「おう」
しばらく走ると分かれ道に差し掛かる。
「ここから二手に分かれる。アオと、使い魔二人には駆動炉の封印を頼みたい」
おや、俺たちが駆動炉へと回されたか。
反対してロスする時間は無いから了承して頷く。
「僕たちはプレシア・テスタロッサの捕縛へ向かう」
とは言え、俺たちに警察権は無いから、逮捕するのはクロノの仕事だ。
「じゃあ、また後で」
「アオも気をつけて」
ソラがそう言ってクロノを追う。
「お兄ちゃんもくーちゃんも怪我しないでよ」
「誰に 言っている」
なのはもソラに続いた。
「さて、俺たちはこっちだ」
「くう」
「おう!」
雑魚を切り伏せながら階段を駆け上がり、コロッセオのような円筒状の建物の中を飛行魔法を駆使して上っていく。
と言うか、この時の庭園。一体誰が作ったの?こんなのが作れる時間と資産がプレシアにあったとは思えん。
どこかに元からあった物だろうか。
次元空間内に浮かぶ城とか、ある意味ロストロギアなのではなかろうか、この城。
ドドドーーーン
壁を突き破り現れるのは今までよりも一回り以上大きい魔道アーマー。
「でかっ!」
「…おおきい」
なんて言ってる暇は無かった。
肩についている大型ランチャーや腕そのものが砲身なのか、幾つもある刃先から四方八方へと散らばる光線。
バリアで受け止めるとそこに集中砲火されてバリアの上から落とされそうだ。
「雷!」
人型の久遠が指を振ると頭上から雷撃が落ちてショルダーアーマーを破壊した。
しかしその砲撃を止めるまでには及ばず。
と、その時。頭上から巨大な魔力反応。
『サンダーレイジ』
「サンダーーーーーレーーーーイジ」
足元の魔法陣へと突きつけたバルディッシュから特大の雷撃魔法が魔道アーマーを襲う。
両肩の砲身からバリアを展開して威力を殺いでいる魔道アーマー。
「今がチャンスか、ソル!」
『ロードカートリッジ、フォトンブレイド』
魔力刃を纏わせ刃渡りを何倍にも伸ばしたソルと振り上げながら魔道アーマーに飛び寄る。
「はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁっぁぁ!」
気合一閃。
拮抗していたバリアごと頂点から真っ二つに切り裂いた。
ドーーーーンっ
轟く爆発音。
「フェイト!」
フェイトの使い魔であるアルフは一目散に主に駆け寄る。
「アルフ」
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