第三十七話
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ローンを使った記憶転写型人造魔導師計画の総称。
「もしかしてフェイトちゃんって…」
「アリシアって子のクローン…」
二人とも絶句。
そんな事よりも俺は特筆すべき事があると思う。
「クロノ、この条件付SS魔導師ってのは…」
「これは…まずい!」
備考を見ると媒体からのエネルギー供給とそれを操る技術、さらに天文学的な数値の魔力まで操れたとされている。
なるほど。
自身の魔力資質ではなくベルカ式カートリッジシステムみたいに外的要因が大きく関わるタイプか。
ジュエルシードを奪われた分の9個。
それ以前のものは渡していない。
ソラとなのはのダブルブレイカー×2に不利を悟ったか、機を焦ったか。
それはさて置き。そんな数のジュエルシードからの魔力を使われたら…
さて、現在結界を張っていたはずの局員達は、プレシアテスタロッサの根城、時の庭園へと歩を進めていた。
俺たち全員の動きを阻害するための渾身一撃は、アースラへと攻撃する余裕などなく、その攻撃座標を割り出していたアースラは結界の維持をしていた局員達を回収後直ぐに時の庭園へと派遣した。
庭園内へと進入していた局員達にもリアルタイムで首謀者のデータを送信、逮捕に向かったのだが…
局員達に囲まれても玉座に座り頬杖をついて余裕の表情を崩さないプレシア。
その表情がさらに奥に入った局員が生態ポットを発見した所で豹変する。
「私のアリシアに…近寄らないで!」
鬼気迫る表情で管理局員に迫るプレシア。
その猛攻を凌ぎきれずに倒される局員。
「転送、急いで!」
リンディさんに急かされて、雷撃魔法で倒れ伏した局員を急いで回収するエイミィ。
「流石に条件付とは言えSSランク魔導師」
圧倒的だった。
「ちょ!大変。見てください。屋敷内に魔力反応多数」
現れる魔道アーマー。
その内包魔力はどれもAランク以上。
その数は100を超える。
「プレシア・テスタロッサ、一体何をするつもり?」
サーチャー越しにリンディさんが問う。
「私たちは旅立つの、永遠の都、アルハザードへ」
精神が錯乱しているためか、それとも科学者の職業病か。
問われた質問に答えるプレシア。
亡きアリシアを蘇らせる為に次元に穴を開けての片道切符。
切符を買う手間の料金がジュエルシード。
手元にあるジュエルシードを起動させて本格的に次元震が発生する。
なんか凄くブリッジが慌しい。
まあ、下手をすれば一つの世界が終わるほどの災害が起きるかもしれないのだからそれは慌てもするか。
そんな中、お前は何で今まで現場に行かなかったのかって?
俺にしろ、ソラに
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