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転生とらぶる
マブラヴ
ゲート 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり
0996話
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俺の手を引っ張る円。
 そのまま美砂と一緒に3人で、花見の会場へと向かう。

「ひゅーひゅー、恋人2人と一緒になにをしてたんだよ。こっちはナタルがいないってのに、狡いぞ!」

 シェリルじゃなくて、ムウに突っ込まれてもなぁ……
 酒を飲んでいるのだろう。顔を赤くしながらそう叫ぶムウに、思わず溜息を吐く。

「そんな風に言うなら、ナタルも連れてくれば良かったじゃないか」
「俺だって当然最初はそのつもりだったさ。……けど、仕事だって言うんだから、しょうがねえだろ」
「仕事?」

 呟き、とある方向へと視線を向ける。
 そこでは、オーブのアークエンジェル隊に所属している筈のディアッカが、イザークと一緒に花見を楽しんでいた。
 それを見て、ムウも俺の言いたい事を理解したのだろう。小さく溜息を吐いて口を開く。

「あのなぁ、MSのパイロットと戦艦の艦長が……それも、オーブの中でも最大戦力のアークエンジェルの艦長が一緒の仕事量な訳ねーだろ」
「……まぁ、それは確かに」

 ムウと話していると、アウルがディアッカに話し掛けているのが見える。
 アウルとディアッカか。特にアウルは失恋したばかりなのを考えると、妙な影響を受けないといいけど。

「アクセルさん、これ美味しいですね。シャドウミラーというのは、このような料理を毎日食べられるのですか?」

 黒酢餡の掛かった鶏肉の唐揚げを口へと運びながら恭子が嬉しそうに告げる。
 衣はサクッと、肉はジューシーで、黒酢餡の甘酸っぱさを考えると確かに日本人好みでご飯が進む一品……いや、逸品だろう。

「毎日というか、店に行けば多分食べられる……と思う」

 一応花見という事で、四葉はかなり手間暇を掛けてこの料理を作っている。そうである以上、店で出すかどうかは……

「そう、ですか。出来ればいつか……ホワイトスターに行ってみたいですね」

 そんな風に恭子とゆっくり話しつつ……花見の時間は過ぎてくのだった。
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