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ソードアート・オンライン 〜黒の剣士と神速の剣士〜
SAO:アインクラッド
第6話 攻略会議
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ら間違いはないだろう」
カゲヤが言い終わった途端周りは動揺してざわめき始めた。
無理もない。元βテスターは新規プレイヤーよりも知識と経験が多いからだ。
だから普通のプレイヤーたち元βテスターたちは死なないと勝手に決め付けていたのだ。
…これで元βテスターへの敵対心がなくなればいいんだけどな
カゲヤはそう思いながら座ると次はスキンヘッドの男が立ち上がった。
「俺も発言いいか?」
「あぁ」
「俺の名前はエギル。キバオウさん、俺も彼の発言に1つ付け加えたい。このガイドブック、知ってるか?」
「道具屋に置いてあったやつやろ?それが何や!」
「これは、元βテスターが配布していたものだ。それも無料でな。いいか、情報は誰にでも手に入れられたんだ。これ程の物があったのにも関わらず、たくさんのプレイヤーが死んだ。その理由は俺は、彼らがベテランのMMOプレイヤーだったからだと俺は考えている。自身の経験だけでプレイし、引くべき点を見誤った。
だから、俺は今後の事を真剣に話し合った方が良いと考えているんだがな?」
誰も異論はなかった。
キバオウもエギルの堂々たる態度と真っ当な意見に噛み付く隙を見いだせなかった。
無言で対峙する2人の後ろでディアベルが一度頷く。
「キバオウさん。君の言うことも理解はできるよ。でも、そこのエギルさんの言うとおり今は前を見るべき時だろ?元βテスターだって、いや元テスターだからこそ、その戦力はボス攻略のために必要なものなんだ。彼らを排除して結果攻略が失敗したら何の意味もないじゃないか」
こちらも実に爽やかな弁活だった。
聴衆の中には深く頷く者が何人かおり、元テスター断罪すべし、という場の雰囲気が変わる。
それを感じとったのかカゲヤとキリトは安堵の息を吐いた。
ディアベルは真顔でキバオウをじっと見詰め、キバオウもしばしその視線を受け止めていたが、ふんと盛大に鼻を鳴らすと押し殺すような声で言った。
「ええわ、ここはあんさんに従うといたる。でもな、ボス戦が終わったらキッチリ白黒つけさしてもらうで」
そう言うと振り向き集団の前列に引っ込む。
エギルも元居た場所へ下がった。
「さて、それらをふまえて再開する。実は、先ほど例のガイドブックの最新版が発行された」
その瞬間場がどよめいた。
「ボスの情報だが、この本によるとボスの名は《イルファング・ザ・コボルドロード》。そして《ルインコボルト・センチネル》と言う取り巻きがいるらしい。それとボスの武器は斧とバックラー。4本あるHPバーの最後の1本が赤くなると曲刀カテゴリーのタルワールに武器を持ち替え、攻撃パターンも変わると言う事だ───」
そしてディアベルがいくつか説明した後
「───さて、攻略会議は
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