スポーツジム〜「キス」
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バッシャーン
俺は学校の体育の授業のプールでは物足りず、家の近くのスポーツジムでプールに入ることにした。
学校のプールでは基礎的なことしか教えてもらえず、自分の知っている知識を復習するような形になっていて俺には窮屈であった。
プールにはいるんだから自由に泳がせてくれよ。
そう思ったため学校帰りに、半乾きのスク水でスポーツジムのプールに入水した。
周りには高齢者が多く、学校の時のパラダイスはそこには広がってはいなかったものの、授業という縛られるものがないため自由に泳げてマイナスではない。
気持ちいい‥‥。水をかき分けたぶんだけ進むって、努力した分だけ報われるような感じがして俺は好きだ。
このご時世、努力が報われないということが多々あるからな。
俺はもし生まれ変われるなら魚になりたい。
俺は25mプールを行ったり来たり泳いで、合計400m泳いだあたりでプール脇のベンチで休むことにした。
ふぅぅぅ〜。ひっさびさのプールはやっぱ全身が強張るな。こりゃ明日筋肉痛確定だな。
歩いたほうが早いんじゃないかと思うほどに、ゆったりとしたペースで25mを泳ぐ高齢者を見て、学校でのプールの時間を思い出した。
ここにいるババア共がみんなJKだったらどんなに最高なのだろうか。勿論JK限定じゃなくJCでも歓迎なんだが。
「ピッ!奥さんそこ逆方向に泳いじゃダメですよ!右側遊泳です」
この声は‥‥若い女性の声‥‥。ここに老人スイマー以外に若い女性がいるのか!?どこだ!!どこにいる!?
あたりをキョロキョロと見回すと、自分の背の1.5倍ほど高い椅子に、引き締まった水着に「スタッフ」と書かれたTシャツを着ている係員が座っていた。
見た目30代と俺は予測できた。
きっとあれは人妻ですな。まだ顔にも首筋にもシワは見えず、ギリギリ艶やかな太ももを見るに32歳くらいだろうな。
俺はそのエロエロしい姿に興奮を覚えるが、すぐに収まってしまう。
悪いな‥‥人妻よ。俺は貴方みたいなまだ若さを保てている女性は嫌いではないが、歳が歳だからな‥‥。ごめん!恋愛対象外だ!
俺は心の奥底で人妻に謝りつつも、目線は決して落とさず変えない。
だが俺のスティックを元気にさせるほどの破壊力はまだ健在のようだな。そこだけは褒めてやる。感謝しな。
少し前のめりな体勢になるも、目線は決して変えない。
そして人妻の近くに同年代らしき男が近づいて何か話し始めた。
俺はそれに耳を貸し会話の内容を盗み聞きした。
「あんず。冷蔵庫にぎゅうにゅうあったっけか?」
「あー、今朝切れたばっかだから買わなきゃね。私先上がるからスーパーで買って帰るわ」
「じゃあよろしくな」
なるほど。完全な夫婦ですな。
スポーツジムでの
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