スポーツジム〜「キス」
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んだ!‥‥‥不か‥‥こう‥‥‥‥りょく。
そう自分に言い聞かせ彼女の股を追っていたが、つい息継ぎをするのを忘れてしまいそのままプールに浮かんでしまった。
「大丈夫ですか?大丈夫ですか?」
女の人の声が聞こえる。これは明らかにさっきの人妻係員に違いない。
唇にマシュマロのような柔らかい感覚が伝わると同時に、強制的に肺に空気が送られるのがわかった。
これは人口呼吸って奴か‥‥。初めてされた。こんなにも心地よいものだったのか。
ゲホッゲホッ
「よし水吐き出したぞ!大丈夫ですか?」
そうか。俺溺れたんだ。彼女の股に見惚れてて。なんて馬鹿な理由なんだろう。
俺は自分が溺れた原因を卑下した。
しかし、俺はタダでは転ばない。
「あれ?おかしいな目を覚まさない」
溺れたことを良い事にもう一回人妻係員にkissをしてもらおう!
なんて頭良いんだ俺!溺れてもなお頭の回転の速さは健在のようだ!
思っていた通り再びあの柔らかな感覚が唇に伝わる。
あぁ‥‥。なんかもう死んでもいい。kissってこんなにも気持ち良いものなのか。
ファーストキスは好きな人に渡すつもりだったけど、これはこれで結果オーライ!存分に味わってやろう!
そう思った俺は、人妻係員が俺にkissをしている時の表情が見たくなり、半目で目を開けた。
その時、脳内に衝撃が走った。
夫かよぉぉぉぉぉぉぉおお!!
クッソ夫かよ!まじかよ!ふざけんな!
でも、完全に起きるタイミング失ったな‥‥。どうしたものか。
俺は人妻係員の夫に人口呼吸されながら思った。
今まで俺は高望みをしすぎた。それだから毎回失敗してばっかしで災難続きだった。
だから今この瞬間だけは高望みはしないで身を任せよう。これは災難ではないのだ!そう思い込もう!
俺は人妻係員の夫に顔面にビンタされるまで、夫の人口呼吸に身を任せた。
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