コンビニ〜「命名」
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をこれからこう呼ぼう!"暴君ショートホープ"と」
「うおおおおお!超かっけえじゃん!岡崎センス半端ねえ」
うおおおおお!岡崎くんめっちゃかっこいいあだ名あのおっさん如きに渡しよったな!まさかタバコの銘柄を使う荒技を見せつけるとは恐れ入ったぜ!
次にレジに現れたのは、髪がボサボサで左裾だけ膝の位置までまくられたアンバランスさの長ズボンを履いたなんとも言い難い格好のおっさんだった。
これは難易度高いぞ!俺だったらどう考えてもダサい名前になってしまうぞ!さぁ岡崎くんはこいつをどう料理するんだ!
「ありがとうございましたまたお越しくださいませ‥‥。あれはむずいんじゃねえか?いけるか?岡崎」
「ん〜。"レフトアップパーマケント2"」
「うっほ!こりゃすごいな!カタカナがたくさんだぁ!」
これにはさすがに驚いた。
あんなにダサい格好したおっさんでも、カッコ良い名前をつけてしまう岡崎くんに感無量だわ!俺も適当にお菓子買ってレジに並ぶか。
俺は適当に目の前に置いてあったチョコレートのクッキーを一枚取りレジに並んだ。
俺の前にはごつい化粧をしたおばさんがレジで会計をしていた。
「いらっしゃいませ。お預かりします。1032円が1点。528円が1点ーーーお会計10021円になります」
「二万円からザマス。お釣りは坊や達にあげるザマス」
「えぇ!?本当ですか!?ありがとうございます!」
「ありがとうございます!またぜひお越しくださいませ!」
おいおいすげーなあの金持ちババア。お釣りもらうの面倒だからって人にあげんなよ。
岡崎くんはこんな対応をしてくれた金持ちババアにどんなあだ名をつけるんだ?どんなかっこいいあだ名をつけるんだ?
「おお、岡崎!あの人は?あの人のあだ名はなんだ?」
「あの人は‥‥神だ!!名を"ゴッドマザー"とすっ‥‥ダメだ。"マリア"だ。あの女性は"マリア"だ!」
「それ地上最強で最高の褒め言葉じゃん!あっ、いらっしゃいませー」
うわぁぁぁあ!俺の前の人があんな人智を超えたことするから俺のあだ名が霞むじゃん!絶対霞む!小学校でのあだ名"ジメジメ"以上に霞む!
お願い。妥当なのにして。"チョコレートマン"でも"チョコレートクッキー〜ケチ男〜"でも"クッキーモンスター"でもいいから俺の気が滅入る奴だけはやめて!"ジメジメ"以上のものこい!
「ありがとうございましたまたお越しくださいませ」
俺はレジ横のフライヤーを買おうか悩むふりをして、岡崎くんの命名に耳を貸した。
「岡崎。さっきのはどうだ?"マリア"以上にいい奴出た?」
「出るわけねーだろあれが最強なんだから。でも出たには出たな」
「おっ!なに?見た目から入った?」
「そうそう!よくわかったな」
「俺もしかしたらわかっ
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