暁 〜小説投稿サイト〜
妄想全開男子
雨〜「死にたい」
[1/3]

[1] 最後 [2]次話
午前8時。駅のホーム。

「死にたい」
俺はこの言葉を口癖のように使っている。
これは本当に「死にたい」ってことじゃなくて、何もかもを放り投げ俺を知ってる人がいないハワイに行きたいって感じに思ってくれればいい。ついでにバカンスを楽しみたい。
まぁ、簡単に言うと現実逃避ですな。
だけど前言撤回させてもらう。俺はもう現実から逃げたりはしない。死にたくもない。立ち向かうと決めた。
いや実際に立ち向かうわけじゃないよ?今まで二次元とかしか興味がなかったから、三次元に視点を少し移してみようかなって感じです。

「あ〜もうびちょびちょだよ〜」

その原因を作り、非モテ童貞ひねくれ高校生から俺を脱却してくれる人が目の前でびちょびちょに濡れているじゃありませんか!

JK!JK!艶かしい!

JK自体ただ騒がしく目障りな動物程度にしか見てなかったが、今!まさに今、自分の考えを改めなきゃいけないと思いました。
いつもは嫌いな雨が、天がくれた聖水にしかみえない。
雨で濡れたワイシャツが肌にくっつき、緑色のブラが透け、髪が雨でビショビショになってるJKをみたら誰だって雨に感謝するだろ。

雨大好き。もっと降れ!特に傘を持たない可愛いJKに集中的に降れ!

なんだこの鼓動は?もしかしてこれがネット小説で書かれていた「恋」ってやつか?あんなもの誰かの作り話だと思っていたが、本当のことだったとは恐れ入る。
なるほど。これが恋か。スッゲー興奮する!

「スカートも絞らなきゃじゃん!もう最悪〜」

俺は最高ですけどね、あなたのおかげで!
うわ〜、スカート絞ってる時にチラチラと見えるJKの生太ももマジ神だな。あの太ももの間に挟まれて頬をすりすりしたい!

あんなに大胆に絞ってるのに全くパンツが出現しないのがまたいい‥‥ってなぜ現れない?あそこまでスカートあげてるのに‥‥。おいおいこれって‥‥。

まさかあの子パンツ穿いてないんじゃ!

おいおいいいのかよ社会的に。パンツはかないJKって、それ最早テポ◯ンくらいの軍事破壊兵器くらいの日本を脅かす破壊力はあるぞ。

俺今日どんだけついてんだよ!

今朝は朝食食べれず、犬のフン踏んで、階段で転んで、財布の中に電車の行きの分しかお金入ってないとわかって、散々だったけどそんな悲しい俺に神がくれた祝福、チャンスタイムとでも名付けようか、俺の人生に光が見えてきた!

もちろん犯罪を起こすわけじゃないよ?見るだけ。鑑賞するだけ。誰にだって眺望権はあるはずだ。この時に眺望権を使うのかよくわからないけど。

「あっ!」

あ、やべ今目あっちゃった。

ごめんなさいごめんなさい眺望権とか主張しちゃってゴミクズ以下の俺という存在がそのようなしゃしゃり出た考えを持ってしまってご
[1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ