第4話:マッチョ号、応答せよ!
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弾みで!
アンヌの左胸のポケットからウルトラマチュアに変身するアイテムであるゴーグルがポロリと床に落ちた。
(あっ!ウルトラゴーグルが…。)
最後の頼みの綱である、ウルトラマチュアに変身出来るウルトラゴーグルを落としてしまい、万事休すとなった。
「何これ?」
アキが床に落ちたウルトラゴーグルを手に取った。
この間、ゴドー星人は壁の機材操作に気を取られていた。
(そ、そうだわ!)
「アキちゃん、お願いっ、聞いて!」
アンヌはアキに対して涙ながらに訴えた。
「何?」
「これ以上は、恥ずかしいから…、せめて目だけはそのゴーグルで隠してくれない?女の子だったら、今の私の気持ち、わかってよ!ね!」
アンヌの涙ながらの訴えに、
「ほらよ!」
アキがアンヌの目にウルトラゴーグルをあてがった。
「あ゛!アキ、止めろーっ!」
ふと振り返ったゴドー星人がアキを制止したが、既にアンヌの目にウルトラゴーグルがかけられた直後だった。
「ワアッ!」
ウルトラゴーグルをつけたアンヌが光り輝き、そのまばゆさにアキは目を開けられなくなったばかりか、その場に倒れて気を失った。
「しまった!遅かったか!」
ゴドー星人が悔しがる間に、アンヌはウルトラマチュアに変身を終えた!
「ゴドー星人、覚悟しなさい!」
台から起き上がったマチュアはファイティングポーズを取り、ゴドー星人に立ちはだかった。
「マチュアよ!ここは私の宇宙船の中、もちろん、宇宙空間だ!下手に私を攻撃すると、宇宙船共々、船中に捕らえた地球人全てが死んでしまうぞ!」
「な、何ですって…!」
マチュアが宇宙船を透視すると、宇宙船の中央に行方不明となった人々が大広間に閉じ込められており、船外の宇宙空間には、行方不明となった船舶が漂っていた。
「どうしよう…。」
「フハハハハ!」
マチュアは一瞬、困り果てたような表情を見せたが…、
「フッ、お馬鹿さん!」
「な、何?」
マチュアは、頭頂部近くの、女性の長い髪を束ねたような部分に手を当てると、
ブーメランのように投げつける武器
「ヘアスラッガー!」
を頭から取り外し、ゴドー星人に投げつけた!
「ウギャアアアア!」
ゴドー星人の頭部を真っ二つにした!
「ま、まだ…、ビデオの送信が…。」
ゴドー星人は謎のメッセージを残して息絶えた。
(な、何?何なの…?最近の宇宙人は地球征服以外に何か目的が…?)
疑問が多く残るマチュアだったが…、アキを始め、全ての人々を地球に返すために宇宙船を地球の大気圏内に押して行った。
その頃…。
「せっかくライブ映像で見れるチャンスが!」
「ゴド
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