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ウルトラマチュア
第4話:マッチョ号、応答せよ!
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以上に強調されているかのようである。

「あ!あった!」

程なくして、アンヌは他の船とは違う、海上警備庁の警備船であるマッチョ号を見つけた。

(待っててねアキちゃん、あなたを必ず助けるから!)

はやる気持ちを抑えつつ、アンヌはマッチョ号の甲板に静かに降り立ち、外から内部の様子を窺った。

「このままだと、無酸素、無気圧状態で乗員は…。」

アンヌがアキを含む全員の心配をしていた時!

「…ッ!」

船内を乗組員が普通に歩いている姿を見つけた!

「良かった!無事だったのね!」

アンヌは安心してから、船内の乗組員を呼ぼうとして窓を叩こうとしたが…。

(…、でも何で?この人達は宇宙空間にいるのに普通に歩いてるの…?もしかして宇宙人に操られて…。)

アンヌが内部の平穏すぎる事態を怪しんだ。

(…もしかしたらアキちゃんも…?助けなきゃ!)

アンヌは意を決して船内に入った。
不思議な事に、船内には空気があり、気密室がなくても空気が無くなることはなかった。

「アキちゃんはどこなの?」

アンヌが船内を捜索していると…、

「待て!」

何者かがアンヌの背後からアンヌを呼び止めた!

「ッ!」

アンヌが振り向くと、そこには、高身長で体格の良い海上警備官が2人立っていた!

「私は地球防衛隊員です…。」
「船内に侵入した目的は何だ!」
「…?」


アンヌが身分を名乗る前に、彼らはいきなりがなり立て、アンヌを取り押さえようとした!

「や、止めて下さい!わ、私はあなた方を助けるために来ました!」
「うるさい!黙れ!」
「連行しろ!」
「止めてーっ!離してーっ!」

警備官は互いにアンヌの両腕を肘で締め付け、振り解こうとして暴れるアンヌをしっかりと掴んで離さなかった。

身体にぴったりとフィットした宇宙服のアンヌは全身を激しくくねらせてもがいても、警備官から逃れることが出来ず、船内の奥へと引きずられて行った。


「キャッ!」

アンヌは壁に固定したベンチに、後ろ手に手錠をかけられた状態で強引に座らされた。


「私は宇宙人じゃないわ!地球防衛隊の隊員です。この船には同じ地球防衛隊の女性隊員が乗ってるでしょ!彼女なら私が怪しくないって証明してくれるわ!」

アンヌが必死になって身の潔白を訴えてる間に、他の誰かが部屋の側に来たようだ。

「…宇宙人は地球防衛隊員と名乗ってます。」
「…わかりました。私が調べて見ます。」

アンヌはこの部屋の側に来た者の声に聞き覚えがあった。

「…、この声はっ!」

ガチャリと重いドアが開き、中に入ってきたのはアキだった。

「アキちゃん、無事だったのね!」

アキの
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