第4話:マッチョ号、応答せよ!
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つけられ、完全に身動きが取れなくなっていた。
「フウウウゥーッ、グムムムムムーッ!」
(イヤッ!止めて!離して!…、助けてーっ!)
どうすることも出来ないアキはやがて気を失い、ウルトラピストルを落とし、抵抗する力も失せ、全身をだらーんとさせて、背後から羽交い締めした何者かの腕の中でぐったりとしてしまった。
「ふっふっふっ、アンヌではないが、いい人質が手に入った。ペット星人のガキはどうやら失敗したみたいだし、本星に報告するか。」
アキを気絶させた、白いゴーヤのような形の宇宙人が笑いながら、意識のないアキを抱えたまま、エンジン室の奥へと進んだ。
それから話はこの日の夕方、アンヌが召集をかけられた時間に戻る。
「大変だ!アキを乗せた海上警備庁の警備船『マッチョ号』が消えた!」
作戦室では、アキごと行方不明となった事態に大混乱していた。
「隊長!だから言ったでしょう!」
「アンヌ君、今はそんな事で揉めてる場合ではない!アキ君や他の乗員の安否確認が先だ!」
「じゃあ、私が捜索に出ます!」
アンヌが作戦室から出ようとしたその時!
『地球防衛隊本部、こちら宇宙ステーション!宇宙座標××において、船舶が多数漂流しているのを発見!中には、先程行方不明となったマッチョ号がある模様!繰り返す…。』
「う、宇宙?」
「普通の船が宇宙にあれば、中の人間は気圧変化や超低温で死んでしまうわ!私が直ちに向かいます!」
アキの安否が気になるアンヌが隊員スーツの上から宇宙服を着て、宇宙ロケットタイプのウルトラカッター2号で出発した。
(アキちゃん…、無事でいてね…。)
アキの無事を祈りながら、アンヌは単身、宇宙空間に漂う多数の船舶のある空間に向かっていた。
「ま…、まさか、こんなところに船が…!」
宇宙空間には、まるで船の墓場のように多数の船が漂っていた。
「普通の船が宇宙だなんて?中の人たちは死んでしまうわ!とにかく、マッチョ号を探して、アキちゃんを見つけなきゃ!」
宇宙人が潜んでいる可能性の高い船の墓場の中にウルトラカッター2号を隠すと、アンヌはヘルメットのバイザーを完全に閉じ、スキューバ用の推進機に似た宇宙用移動機で宇宙遊泳に出た。
地球防衛隊員用の宇宙服はウェットスーツの様に身体にフィットした上下一体型のつなぎタイプであり、拳大の超小型の生命維持装置が左側、ウルトラピストルを右側につけたベルトをつけている。
クリーム色を混ぜた黄色の宇宙服に、フルオープン可能な完全密閉型の黒色のファスナーと、動きやすくするようにした股間節の部分が黒色のパンティーラインで強調されていて、熟女となったアンヌの熟れた巨尻が食い込み、たわわすぎて若い娘のように張りのある巨乳が隊員スーツ
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