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魔法少女リリカルなのは!?「Gの帝王」
三匹目《初めての友達と行進》
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から……え!? ど、どうしたの!? どこか具合でも悪いの!? 」

3人は戸惑った。友達になろうと言った瞬間、隆文は泣き出してしまったからだ。しかし隆文は別に悲しくて泣いているわけじゃない。嬉しかったのだ。今まで、G達と話せるようになってから隆文と友達になりたいと言ってくれた人はいない。だから隆文は嬉しかった。この学校に入って出来た初めての友達に。

「そう言えば隆文? さっきから気になってたんだけど……あんたさっきから後ろで何もぞもぞやってるの? 」

「え!? い、いや……なんでもないよ? 」

「そんな訳ないでしょ? 目が泳いでるわよ? 見せなさい! 」
「ダメ!? 見ない方が3人の為だって!? ちょっ!? 」

「うるさいわね!? 気になるのよ! ……あ……ご、ゴゴゴ……ゴキゴキゴキ…………」

「だから言ったのに…………」

隆文は定期的に手を後ろに回していた。お昼中そんな事をやっていれば気にならない訳ない。しかしそれはお昼には絶対に見たくない物だった。よって止めた隆文を無視し、それを覗いたアリサは言葉を失い。静かに自分のいた場所へと戻るとお弁当箱の蓋を閉じた。でもまだアリサの弁当は残っている。アリサは完全に食欲をなくしてしまったのだ。顔は引き攣り、ブルブルと寒気を感じている。

「アリサちゃん? どうしたの? 隆文君の後ろに何があったの? 」

「聞かないですずか。思い出したくない。食欲が消え失せたわ」
「うん……何となく分かったよアリサちゃん。ドンマイなの」

「ご、ごめん…………」

そして放課後、隆文が帰ろうとした時の事。またもや下駄箱でGが待っていた。しかしそのGは隆文がよく知る個体。隆文にとっては家族と言ってもいい。そう、隆文を待っていたのは花だ。それもすごく申し訳なさそうな雰囲気を出している。でも隆文はそんな花に笑いかけた。

「花ちゃん、一緒に帰ろうか? 僕は何も気にしてないから、ね? 」

【本当? う、うん! ごめんなさい隆文お兄ちゃん……嫌いなんて嘘だよ。好き、大好きだから! 】

「うん、ありがとう花ちゃん。それじゃ〜帰ろう」

花は隆文の肩に乗り、通学路を歩く。花と楽しく話をし、すっかり仲直りした花と隆文は終始笑顔だった。しかしその時、隆文達は道路の隅っこを歩くGの群れを見つけたのだ。しかも先頭になって歩いているのはゴキ兄である。

【俺達ゃ汚れた地球の兵隊や〜! 】
【【【【俺達ゃ汚れた地球の兵隊だぁ〜!】】】】

【ゴミ箱、下水に住み込んで〜】
【【【【ゴミ箱、下水に住み込んで〜】】】】

【人が残した食事を貪るぞ〜】
【【【【人が残した食事を貪るぞ〜】】】】

【地球の為! 】
【【【【地球の為!】】】】

隆文はまるでどこぞ
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