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魔法少女リリカルなのは!?「Gの帝王」
三匹目《初めての友達と行進》
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っては衝撃的だったのだ。突然空からやって来て、事故でもゴッちゃんを殺害し、自分を嫌わずに受け入れてくれたのだから。

【何や〜? 隆文? 惚れたんか? 惚れたんか? いいねぇ〜? 甘酸っぱい恋。羨ましい青春やなの? デュフフ、いいな? いいな? これから楽しみや】

「うん……綺麗な子だったね? 天使みたいな…………」

【あちゃ〜こりゃ〜重症やな? 俺の存在にも驚く素振りも見せないとは……と言うか……もう既に隣で嫉妬してる子がいるで? 人間じゃないけど…………】

【ぬぐぐぅぅ……隆文お兄ちゃんの心がぁぁ……心が奪われた!? あんな見ず知らずの女に!? むきー! 】

ゴキ兄と花は隆文を心配して探しに来た。しかし見つけた時には丁度隆文とフェイトが別れるところだったのだ。ゴキ兄は隆文に春が来たと嬉しがっていたが、その隣では花が嫉妬に狂っていた。花はGだ。人間ではない。だが花は夢見ているのだ、隆文とそう言う関係になれる事を。でもそれは一生叶う夢ではない。人間とG達が仲良くする事すら普通はできない事。にも関わらず、Gと人間が添い遂げる事などあり得ない事。花もそれは分かっているのだが嫉妬せずにはいられないのだ。そして花は隆文の足から肩へとよじ登る。普通なら寒気がしそうな光景だが隆文はそんな事何にも感じない。

【隆文お兄ちゃん! 隆文お兄ちゃんってば!? 】
「え? ……な、何? 花ちゃん? 」

【むぅ〜! 今何考えてるの!? あの女でしょ? そうなんでしょ!? 】

「い、いや……その……うん」

【むぅぅ、むぅぅ、むぅぅ! 馬鹿!? 隆文お兄ちゃんの馬鹿!? 嫌い、嫌いだもん! ふんだ! 】
「あ! 花ちゃん!? 」

【はぁ〜。泣かすなよ隆文。花だって女の子なんやで? と言うか早く帰るぞ? お前の母ちゃんが心配してるんやで? 早く顔見せてあげな? 】

「そうだね……ごめん。ありがとう……そ、それと【言わなくていい! 】ゴキ兄? 」

【言わなくてええ。分かっとる。あいつら……逝ったんやろ? 】

ゴキブリと言う身体では表情という物は隆文にも読めない。しかしその声色や雰囲気でG達の気持ちが隆文には分かるのだ。今ゴキ兄は二匹の親友、戦友を失った。だからゴキ兄の声色からは人間に対する怒りと友を失った悲しみを隆文は感じている。でもそれに対して隆文は何も声をかける事が出来ない。その二匹の友を殺してしまったのは隆文と同じ人間なのだから。
その後家に帰った隆文は母親に大層怒られたが、それ以上に母親は隆文の無事を喜んでくれた。その事に隆文はとても嬉しく感じる。そして次の日もまた、隆文はいつもと違う光景に戸惑った。学校で月村すずかが隆文に対して謝罪とお礼をして来たのだ。さらには今までにないお誘いもして来た。よって隆
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