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ソードアート・オンラインーもしもあの時、サチが死ななかったらー
SAO
黒の剣士
第6話
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気にしていない。
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一方デュエルの方は、男性プレイヤーが両手剣ソードスキル WイラプションWを発動しようとしたが、サチの"ウェポンバッシュ"で動きを止められた所を、サチが槍の上位ソードスキルにして奥義技 Wディメンション・スタンピードWを発動した事で、サチがデュエルを制した。
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『すげえ、槍の奥義技を使えるなんて……。』
『攻略組…だとしても、こんな中層に降りて来る筈もないし……。』
『?待てよ、あの子もしかして…〈黒の剣士〉と一緒に居るって言う槍使いの……。』
『まさか、〈青の槍壁〉??』
『確か、54層のフロアボスの攻撃を槍で全て躱し、奥義技で撃破したって言う、あの?』
ギャラリーがサチの噂を話していた。
無論、この話は嘘でも何でもない。
実際にサチは、54層のフロアボスの攻撃を槍で全て躱して、Wディメンション・スタンピードWで撃破したのだ。
ーーーー
サチ『行こ、キリト。』
キリト『そうだな。シリカ、行こう。』
シリカ『はい。』
槍を収めたサチはキリトに言った。
サチの言葉にキリトは同意して、3人は騒ぎ立てるギャラリーを掻き分けて進み、その場を後にした。
ーーーーーーーーー
宿に着いた3人は夕飯を摂った。キリトがラーメンで、サチとシリカがパスタであった。
夕飯を食べ終えた後、サチとシリカは雑談を始めた。
シリカ『サチさん、凄かったですね。さっきのデュエル、見惚れちゃいましたよ。』
サチ『イヤイヤ、キリトに比べたら、私はまだまだだって。』
サチとシリカはスッカリ打ち解けて仲良くなった。キリトは暖かい目で、2人を眺めていた。
ーーーー
その後、部屋に入ったシリカは武装解除すると、ベッドの上に座り込んだ。
それから数分後…、
≪コンコンッ≫
ドアを軽くノックする音が聞こえた。
シリカ『はーい。』
サチ『シリカちゃん?』
キリト『47層の事で話がしたいんだけど……。』
声の主はキリトとサチだった。
シリカ『はーい……』
ドアノブに手を付けた時点でシリカは気付いた。シリカは今、上下共に下着姿だったのだ。
シリカは急いで部屋着を着ると、キリトとサチを部屋に招き入れた。(この時、キリトとサチは部屋着。キリトが黒で、サチが青のTシャツとスボン。)
そして、キリトはオブジェクト化した水晶球を部屋にあるテーブルの上に置いた。
シリカ『これは……?』
シリカは、その水晶球が気になった。
サチ『<ミラージュ・スフィア>だよ、シリカちゃん。』
サチが軽く説明した。
キリトが操作すると、円形のグラフィックが姿を現した。
シリカ『綺麗。』
シリカは暫し見惚れたが、キリトは説明を始めた。
キリト『ここが主街区、コッチが目的
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