episode4 ーDancing Of Harpieー
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そして、この時『ハーピィの狩場』の特殊効果が発動するわ。
『ハーピィ・レディ』が召喚・特殊召喚された時、フィールド上の魔法・罠カードを一枚破壊する!」
「ッ!……けど、召喚されたのは、『ハーピィ・チャネラー』!」
召喚されたのは、ハーピィ・レディに酷似したモンスターなのだが、正真正銘の別モノだ。だがーー
「ふふ、甘いわね。『ハーピィ・チャネラー』はフィールドと墓地に存在する時、『ハーピィ・レディ』として扱うのよ。
よって、効果成立!あんたの伏せカード、破壊させてもらう!」
上空から急降下してきたハーピィ・チャネラーがその鋭い鉤爪でレンカのカードを引き裂いていく。だが、レンカもただやられるわけではなくーー
「チェーンして、リバースカードオープン『レッドアイズ・リターン』発動!
墓地から『レッドアイズ』モンスターを特殊召喚する!
来い、『真紅眼の黒炎竜』!」
火炎を巻き上げ、上空に羽ばたいたのは、レンカの使役する真紅眼の黒竜と瓜二つのドラゴン。
早速この二体がレンカのフィールドに並ぶ事は珍しい事ではなくなったのだが、舞はそれをやすやすと行うレンカに舌を巻く。
「やってくれるじゃない。
私は永続魔法『ヒステリック・サイン』を発動!デッキから『万華鏡ー華麗なる分身ー』を手札に加え、そのまま発動!
私のフィールドに『ハーピィ・レディ』が存在する時、デッキから『ハーピィ・レディ』か、『ハーピィ・レディ三姉妹』を一体特殊召喚できる!
舞え、『ハーピィ・レディ1』!」
天が万華鏡のように七色の光を放ち、見た目麗しい鳥人が舞うように降り立つ。
「そして、この瞬間、『ハーピィの狩場』の効果発動!あなたのもう一枚の伏せカードを破壊する!」
上空へと舞い上がったハーピィ・レディは獲物へと狙いを定め、急降下。先と同様その鋭い爪で切り裂かんする。
「リバースカードオープン!『竜魂の城』発動!墓地の『真紅眼の黒竜』を除外、『真紅眼の黒炎竜』の攻撃力を700ポイントアップさせる。」
「だけど、関係ないわ!そいつは破壊よ!」
地面を隆起させ、現れたのは土塊の塔。塔の頂上部から光が放たれ、『真紅眼の黒炎竜』へと吸い込まれていく。そして、役目を終えた塔はガラガラと崩れ去り、ただの土へと帰す。
だが、レンカは自分の布陣をさらに盤石なものにするため『竜魂の城』のさらなる効果を発動させる。
「……『竜魂の城』が破壊された時、除外されているドラゴン族モンスターを特殊召喚する。舞い戻れ、『真紅眼の黒竜』!」
三度、火炎を巻き上げ、漆黒のドラゴンが宙を舞う。
自分のフィールドに並んだ三体のドラゴンを見、満足気な表情をするレンカに対し、舞は憎々し気にドラゴン達を眺める。
「くっ、やってくれるじゃな
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