episode4 ーDancing Of Harpieー
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使い』レンカか!はたまた、華麗なる踊り子を従え、アメリカからやってきた孔雀 舞か!
今!闘いの火蓋が切って落とされるぅ!!」
「決闘!!」
「……決闘」
MCの合図を皮切りに、決闘盤を構え、デュエルが開始される。そして先に動いたのは、レンカ。
「……先行、ドロー。
手札からマジックカード『紅玉の宝札』発動。手札の『真紅眼の黒竜』を捨て、二枚ドロー。さらに追加エフェクトによってデッキから『真紅眼の黒炎竜』を墓地に送る。」
「へぇ、レッドアイズを召喚せず、墓地送りね。」
舞はレンカのデュエルを初めて見たのか開始早々墓地へと送られた『真紅眼の黒竜』を見て目を丸くする。
「さらに『竜の霊廟』発動。デッキから二体目の『真紅眼の黒竜』を墓地に。さらに『真紅眼の飛竜』を墓地に送る。
カードを二枚伏せる。」
「じゃあ、私のター ーー」
「まだ。墓地の『真紅眼の飛竜』のエフェクト発動。通常召喚を行っていないエンドフェイズ時、墓地のこのカードを除外し、墓地に存在する『レッドアイズ』を特殊召喚する。」
地面から黒炎が吹き上がり、一体の翼竜が空へと舞い上がる。
「ーーー来い、『真紅眼の黒竜』!」
漆黒のドラゴンが主人の呼びかけに応えるかのように勇ましい咆哮をドーム内へと轟かせる。
「おおっと!これは、いきなりエースモンスターの登場だぁ!!」
「ッ!?いきなり最上級モンスターだって!!」
1ターン目からの最上級モンスターの召喚にさすがの孔雀 舞も驚きを露わにする。
「わざわざ私が呼ばれたわけね。あの野郎から声がかかるわけだ。」
一人納得した様子の舞。
対するレンカはわけがわからず首を傾げている。
「アンタには、関係ないわよ。
さて、私のターンね。ドロー!いくわよ、私は手札の『ハーピィ・クイーン』の効果発動!このカードを墓地に送り、『ハーピィの狩場』を手札に加えて、そのまま発動するわ。」
幻影でできた森が周りを囲み、ドーム内が圧倒言う間に深い森林に呑み込まれる。
「ッッ!?」
「ふふ、ようこそ。そして、ハンティングの始まりよ。」
両腕を広げ、自らのホームグラウンドに来た事を歓迎する素振りを見せると同時に、舞 はペロリと舌を舐め、獲物を見定める。
「おおっと、突然出現した巨大な森で二人の姿が見えなくなってしまったぞぉ!?
だが、安心だぁ!二人のデュエルの様子はスクリーンにバッチリ映し出されるぞ!」
MCが言うが早いか、既にドームの四方に設置された大型スクリーンには、欝蒼と茂る森の中で対峙する二人の決闘者の姿が映し出されており、観客の視線はそれに釘付けとなっている。
そして、現在は孔雀 舞のターンだ。
「私は『ハーピィ・チャネラー』を召喚
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