暁 〜小説投稿サイト〜
東方紅魔語り
異変終了ー日常ー
Part17 宴会の準備
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奇襲する。
 先程までの様子を見ていると、どうやら本物の球にも策が講じられているようだ。
 恐らく、球が近くに寄ってきた時だけ見える、というものじゃないだろうか。
 だから魔理沙は普段はかわし続け、球が近付いた時だけ本物に反応してかわす。

 流石フラン様やでぇ。
 そこに痺れる以下省略!

「あぁ、もう拉致があかないぜ……!しょうがないし、そろそろ終わらせるか!」

 そう言うと、魔理沙は懐から何かを取り出した。
 俺の知識が正しければ、あれは恐らく八卦炉。

 ……あ。

「マスター……」
「ちょ、ま、落ち着くんだ。なあ、落ち着こう。深呼吸をしよう。ねぇ、俺はただの人間だよ?ただの人間にスパークは不味いって。それは不味いだろう?」

 俺の必死の説得。
 しかし、八卦炉の発射口が光を帯び始めてから、俺は悟った。

 あぁ、やっぱり、俺の死亡フラグは回収されるんだよね。

「……生命力を100に」

 次の瞬間、俺は灰になった。

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