異変終了ー日常ー
Part17 宴会の準備
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はテーブルを吹っ飛ばした時、同時に俺の指も全て折れた。
最高の力で構成された反作用の力に、骨が耐えられなかったのだ。
俺の能力は、幻想郷で最強の能力であると同時に、最弱の能力でもある。といえるだろう。
どんな能力でも、俺の能力ならば防げる。
しかし、他の要素でやられる。
悲しいことだ。
幻想郷ハーレムなど、所詮は儚い夢だったということだな。
しかし、そんなこんなでテーブルの設置と掃除は終了した。
かかった時間はおおよそ一時間。
2回ほど殺されたのを鑑みれば、最速とも言える速さではなかろうか。
さて、次は料理を運ぶのが私の仕事……なのだが。
なんと、いや、案の定というべきなのか。
レミリアとフランが咲夜の足を引っ張りまくって、料理は今だに完成していない。
さっき見てきたが、咲夜が醤油とって下さいと言って、フランはソースを持ってきた。
因みにレミリアはデスソースだ。
殺す気かよ。
そんなこんなで、色々と難航している。
二人に囲まれて料理している咲夜は今までに無いほど幸せそうだったから、何も言わないが。
よって、俺は手持ち無沙汰。
つまり暇なのだ。
あまりに暇なので神社内をぶらぶらしていると、目の前から誰かがやってきた。
俺と同じく暇をしていた、霧雨 魔理沙。
彼女は俺を見つけた瞬間、目を爛々と輝かせる。
……俺の勘は当たるだろう。
面倒な事に巻き込まれる気がする。
魔理沙は此方に走ってきた。
逃げようと即座に携帯を取るが、アプリを起動する前に肩を掴まれた。
「なあ有波!暇ならさ、弾幕ごっこしようぜ!」
ほら的中。
フラグを惹きつける程度の能力を持っている俺に死角はない。
もちろん死亡フラグだがな。
「嫌ですよ。というか、私はスペルカードを一枚しか持ってない上に、弾幕なんて張れないんですから無理です」
何としても拒否しようとする。
が、魔理沙は下がらない。
「なら他の奴に作ってもらえばいいだろ?お前のスペル『ドッペルゲンガー』だって、フランが作ったものだって話だし」
誰だ、そんな余計な事をバラしおった阿保は。
「いやいやいや、フランドールお嬢様はともかく、私は一介の執事。他の皆様に作って貰えるとは」
「そういうと思ってな、レミリアとフランから新しいカードを貰ってきてあるぜ!」
オー、ガッデム!
有難うございますお嬢様方。嬉しすぎて今日3回目の死を味わいそうですよ。
というか、先んじて準備していた所を見ると、どうしても俺を捕まえる気だったのか。
あっはっはっはっは……。
……ファ○キュー。
「ほら、これだぜ」
魔理沙の手から2枚
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