暁 〜小説投稿サイト〜
東方紅魔語り
異変終了ー日常ー
Part17 宴会の準備
[3/7]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
執事として、それくらいは出来なさいよね」

 更に咲夜からのコンボ攻撃。
 じゃあお前は出来るのかといいたくなったが、多分できるだろうから反論できない。

「どっちでもいいけど、居ても居なくても変わんないんだからやりなさい」

 地味にキツいパチュリーの一撃。
 もうやめて!俺のライフはもう0よ!

 そしてトドメに……。

「出来るよ!有波は凄いんだから、そのくらいなら余裕だよ!」

 フランのクリティカルアタック。
 エターナル・フォース・ブリザード。
 効果は俺の心が折れる。

 こうなると俺はもう断れない。
 断るということは、フランのあの信用を粉々に打ち壊すということ。
 そんな事が許されるか?
 答えは否だ。

「くっ……了解しました……、ですがっ!」

 俺は最速とも言える速度で携帯を取り出し、フランに向けた。
 その御姿を画面に映し、画面内のボタンを押す。
 パシャリという音と共に、キョトンとした表情のフランを携帯に収めた。

 よし、OK。
 この写真だけで、あと一ヶ月は戦える。
 霊夢の課した任務など、乗り越えてみせようぞ。

「じゃ、全員位置に着いてね〜」

 横になり、リラックスモードに突入しながら霊夢が言った。
 紅魔館グループが次々と神社の中へ入っていく。

 さて、俺の最初のお仕事は掃除だ。
 竹箒を持って、携帯に声を発する。

「ゴミに対する竹箒の引力を100に」

 そう言い、竹箒を天にかざした。
 周囲のありとあらゆるゴミが竹箒に向かって集まってくる。
 そう、俺はこの能力で紅魔館の掃除係を担当しているのだ!
 ふははははは!さあ集まれ!掃除においてこの俺の右に出るものはいなーー。



 その後、賽銭箱が竹箒に引き寄せられ、霊夢に半殺しにされた。
 ゴミ認定かよ、博麗印賽銭箱。






 手伝いをしていて、改めて認識した。
 残念な事に、俺の能力は融通が効かない。
 万能だが、融通はない。
 先程も、掃除が終わり、さあ今度はテーブルだと意気込んでテーブルのある場所にワープした。
 そうしたら、テーブルの上で料理の盛り付けをしていたパチュリーの前に落下し、氷漬けにされた。

 何とか解凍してもらい、力を100にしてテーブルを持ち上げたら、神社の屋根を突き破ってテーブルが遥か彼方に吹き飛んだ。
 もちろん血祭りだ。

 100と0を操る、ということは。
 操るものに制限はないものの、それらは最高か最低の状態でしか操れない。ということ。

 更にこの能力は、一つのものしか操作できない。
 例えば、テーブルを運ぶ際に力を100にして、結果としてテーブルを吹っ飛ばしてしまったが。
 実
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ