異変終了ー日常ー
Part17 宴会の準備
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執事として、それくらいは出来なさいよね」
更に咲夜からのコンボ攻撃。
じゃあお前は出来るのかといいたくなったが、多分できるだろうから反論できない。
「どっちでもいいけど、居ても居なくても変わんないんだからやりなさい」
地味にキツいパチュリーの一撃。
もうやめて!俺のライフはもう0よ!
そしてトドメに……。
「出来るよ!有波は凄いんだから、そのくらいなら余裕だよ!」
フランのクリティカルアタック。
エターナル・フォース・ブリザード。
効果は俺の心が折れる。
こうなると俺はもう断れない。
断るということは、フランのあの信用を粉々に打ち壊すということ。
そんな事が許されるか?
答えは否だ。
「くっ……了解しました……、ですがっ!」
俺は最速とも言える速度で携帯を取り出し、フランに向けた。
その御姿を画面に映し、画面内のボタンを押す。
パシャリという音と共に、キョトンとした表情のフランを携帯に収めた。
よし、OK。
この写真だけで、あと一ヶ月は戦える。
霊夢の課した任務など、乗り越えてみせようぞ。
「じゃ、全員位置に着いてね〜」
横になり、リラックスモードに突入しながら霊夢が言った。
紅魔館グループが次々と神社の中へ入っていく。
さて、俺の最初のお仕事は掃除だ。
竹箒を持って、携帯に声を発する。
「ゴミに対する竹箒の引力を100に」
そう言い、竹箒を天にかざした。
周囲のありとあらゆるゴミが竹箒に向かって集まってくる。
そう、俺はこの能力で紅魔館の掃除係を担当しているのだ!
ふははははは!さあ集まれ!掃除においてこの俺の右に出るものはいなーー。
その後、賽銭箱が竹箒に引き寄せられ、霊夢に半殺しにされた。
ゴミ認定かよ、博麗印賽銭箱。
手伝いをしていて、改めて認識した。
残念な事に、俺の能力は融通が効かない。
万能だが、融通はない。
先程も、掃除が終わり、さあ今度はテーブルだと意気込んでテーブルのある場所にワープした。
そうしたら、テーブルの上で料理の盛り付けをしていたパチュリーの前に落下し、氷漬けにされた。
何とか解凍してもらい、力を100にしてテーブルを持ち上げたら、神社の屋根を突き破ってテーブルが遥か彼方に吹き飛んだ。
もちろん血祭りだ。
100と0を操る、ということは。
操るものに制限はないものの、それらは最高か最低の状態でしか操れない。ということ。
更にこの能力は、一つのものしか操作できない。
例えば、テーブルを運ぶ際に力を100にして、結果としてテーブルを吹っ飛ばしてしまったが。
実
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