暁 〜小説投稿サイト〜
ガールズ&パンツァー もう一人の転校生 【リメイク】
原作編
白河への思い 大洗の謎
[1/3]
[8]
前話
[1]
次
最後
[2]
次話
大洗の現メンバーとの戦いは圧倒的としか言えなかったかもしれませんが、相手の戦車保有数がこちらと同じ、もしくは相手に経験者が数人いれば負けていたに違いありません。
そう考えるとこのチームにも反省すべき点は多くあったと思います。
しかし、私が彼女たちに教えられることと言えば、白河に残っている同級生や先輩方から技を盗み、頑張ってとしか言えないのです。
私も少し後悔しているのかもしれません。
それは、延び代がある彼女たちを教えることが出来ないこと。
それが一番思い悩むことでした。
「あの、梨華さん」
まぁ、今となっては私は部外者だから教わることはないのかもしれないね。
「梨華さ〜ん。聞こえてますか〜?」
「うん?」
そこにいたのははやの妹のえまだった。
えまは結構前から私に話しかけていたのか、少し疲れているように見えた。
「梨華さん。今日はありがとうございました。私たちにとってはよい経験となり、今後の練習に活かしていきたいと思います!」
なるほど、この子はこの試合の中で自分達の足りないものを自分なりに考えていたんだ。私が思っていた以上にしっかりしているんだね。
でもなんでそんな子がこんな下のチームにいるのかな?
「いつか皆さんに追い付いて、共に戦っていけるよう頑張りますので応援していてください!」
やっぱりこの子ははやに似ているよ。
はやも私にあってすぐに、
「すぐに梨華に追い付くから待っててください」
なんて言っていたもんね。
こうして見てるとはやの小さい頃を見ているようだね。
「うん。楽しみにしてるよ」
きっと私よりも強くなってくるんだろうね。
私も抜かされないように練習をしておかないといけないかな。
「このあと、深雪さんのところに行って貰っていいですか?」
お姉ちゃんのところにか。
なんか、言われることはわかる気がするんだけどね。
まあ、逃げるわけにもいかないから行くしかないかな。
「わかったよ。それじゃあ、また一緒にやろうね」
「はいっ!」
えまが見せた笑顔は今日一番のものだったと私は思った。
「梨華。作戦が少し雑だったようだな」
やっぱり。
少し鈍ったのかもしれない。
本格的に練習しようかな。
「それではこの学校の運命は変わらないぞ」
「えっ?」
この学校の運命?
なにか秘密でもあるのかな?
でも、生徒会のメンバーはなにも言ってなかったから知られると不味い事なのかもしれないけど、黙っているのはよくないよね。
独自に調べてみようかな。
彼女にとって調べると言うことは雑作のないことだけど、労力を使うと言うことで自分からはあまり動かない性格なのだが、彼女は今回のこ
[8]
前話
[1]
次
最後
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ