エドラス王の作戦
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竜の・・・」
「「咆哮!!」」
「「「「「うあああああああ!!」」」」」
俺の咆哮を受けて王国軍は倒れる。よし!今のうちに!!
「なんでお前らは魔法が使えた?」
俺たちは王国軍を振り切って、建物の間の路地まで逃げてきた。
「まずはこいつを飲むんだ」
ガジルさんはポケットからエクスボールの入ったビンを取り出す。よかった!エクスボール持ってる人いたんだ!!
「なんだ?」
「何があった?詳しく聞かせてくれ」
「お二人は魔水晶にされてたんですよ」
俺たちが事情を話そうとすると、建物の陰から声がする。今の声、もしかして・・・
「おお!来たか」
「ギヒッ。さすがアースランドの僕さん。見事に助け出しましたね」
現れたのはさっき、俺たちに色々と指示や手助けをしてくれたスーツの人!その顔は見た感じガジルさん!この人、エドラスのガジルさんだったんだ!!
「ガジルが!!」
「二人!?」
グレイさんとエルザさんは青ざめながら驚く。そりゃあ、知ってる顔が二つもあったら驚きますよね。
二人のガジルさんは肩を組む。
「エドラスのガジルと言えば、僕と言う訳でして」
「こいつ、結構使えるぜ。この顔は仕事できるって顔だろ?ギッヒヒヒヒ」
嬉しそうに言うアースガジルさん。だけど・・・
「それより、魔水晶にされていたとはどういうことだ!!」
「それよりっておい・・・」
「おめぇらの顔は、どうでもいいってこった」
「「・・・・・」」
あ、ガジルさんが暗くなっちゃった。
「が・・・ガジルさん!俺はガジルさんたちの顔、すごいいいと思いますよ!!」
「おお!わかってくれるのか!!」
「さすがですね、お嬢さん」
「いいから早く事情を説明しろ!!」
なんとかフォローできたみたいで、ガジルさんたちは元気になって事情を説明してくれる。
「妖精の尻尾の魔導士は、全員魔水晶にされてるんです。あなたたちの魔力を狙ってね。広場の魔水晶こそ、それだと思ったんですが」
「あのでかさで、お前たち二人だけとはな。本体はどんだけでかいんだ?」
「魔水晶には、切断面がありましたよね?今にして思えば、一部を切り取っていたんでしょうね」
でもよくよく考えると、その切り取ったせいで俺たちの仲間が半分とか、腕だけなくなってたとかなったらどうするつもりなんだ?運よく二人ともなんともないけど・・・
「聞きたいことはまだまだあるが、さっきの変な物はなんなんだ」
「エクスボールと言って、こっちの世界で魔法を使えるように
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