1部分:第一章
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共産主義の下で幸せに生きているのよ」
「行きたいな」
俺は煙草を吸いながら言った。
「仕事は政府がくれてか」
「そう、賃金だって安定していて」
搾取する奴等がいない。だからだ。
「しかも不況とかもないのよ」
「不況な。資本主義だったらどうしても起こるからな」
「そう。景気とかもないのよ」
計画的に経済が行われているからだ。そんなものは絶対になかった。
「いつも安定して成長しているのよ」
「共産主義ではだよな」
「そう、さっきも言ったけれど生活は保障されていて」
「ものも政府が安く売ってくれて福祉も充実してか」
「天国よ、本当に」
こんな一部の奴等が独占している社会とは全く違って。そう思った。
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